貴重な時間と労力を無駄にする「渡り鳥」にご用心!
- 深澤哲也(ウェルビーイング株式会社副社長)
- 5月23日
- 読了時間: 12分
世の中には「目的」と「手段」が常に存在するというのは、きっとあなたも同意していただけると思います。
例えば「幸せな暮らしをしたい」という目的があって、そのための手段の一つとして「お金を稼ぐ」ということがあり、そして「お金を稼ぐ」ための手段の一つとして仕事があります。
しかしながら、その手段に力を注ぐあまり、時として「手段>目的」になってしまうことがあります。
家族と幸せに暮らすためにお金をしっかり稼ごうと考えて仕事を頑張っていたら、仕事を頑張りすぎて気づいたら家庭が疎かになっていた・・
悲しいことですが、これは実際よくあることです。
そして、これは長距離走やマラソンの世界でも非常によくある話です。
あなたもきっと経験があるのではないでしょうか?
「速くなりたい」という1番の目的を掲げ、そのための手段として日々、色々と情報を集め、体を使ってトレーニングを繰り返していく。
するといつしか
「大きな筋肉を使う」
「接地の向きをつま先寄りに」
「30km走を必ず月に*回こなす」
というような「速くなるための手段」を正しくこなしたり、より多くこなすことに頭がいっぱいになってしまう。
本来の目的は速くなることであり、走り方の改善やトレーニングはそのための手段であるのですが、ついつい手段の方にばかり意識が行ってしまって、走ることを自分で難しくしてしまうという状況です。
なお、これは決して恥ずべきことではありません。そうなるということは向上心を持って取り組んでいる証拠ですから。
ですが、手段にばかり気を取られてしまうと、本当に大事なことに時間や労力を割けず、努力しているつもりが逆に遠回りになってしまった、ということも起こりえます。
実際、そのような状況になってしまっている人は本当に多いです。トレーニングの方向性を一旦は決めるものの、進めている過程でYouTube等を見たりして「こっちの方法の方が良いのではないか?」とか、「お尻を使って走ったら速くなるのか。じゃあ意識してみるか」とやってみたと思ったら、それからちょっとしたら「ピッチを速めることが大事なのか。じゃあピッチを意識してみようか」とか、色々と目移りしては試します。
そして、そういうことを繰り返していくうちに、結局走りというもの自体がわからなくなり、崩れていくのです。そういう人のことを私は「渡り鳥」と呼んでいます。
これは人の悪口を言っているのではありません。なぜなら、かつての私自身がまさにそうだったからです。とりわけ最も苦しい思い出が詰まった高校時代の私は、典型的な渡り鳥でした。
渡り鳥だった高校時代
洛南高校時代、私は陸上競技でその後の進路も決めるという意気込みで走っていました。だから、とにかく強くなりたい一心で練習に励んでいました。そして、自分でも色々と本を読んだり雑誌を読んだり、先輩に話を聞いたりして情報を集めていました。
自分で言うのもなんですが、私って素直なんです。人から聞いたことはとにかく試してみるのです。これ自体は良い性格だと思っています。ですが、一方で「徹底する」ことができていなかったのです。
例えば、走り方を変えるにしても、接地を変えるのか、腕振りを変えるのか、それとも内側の感覚的なところを変えるのか、色々あります。本来は走り方を改善する取り組みをするなら、一定期間は変数を増やしてはいけません。なぜなら、同時に二箇所以上変えると、仮に速くなったとしても何がよくて速くなったのか?がわからなくなるからです。
ですが当日の私はまさにそれをやっていました。雑誌で有名箱根ランナーの特集を見たら、その人の練習の工夫を早速取り入れてみたり、はたまたちょっとしたら先輩から聞いたことを取り入れてみたり、とにかく一貫性がなく、不徹底だったのです。
その結果どうなったか?私の高校時代の競技成績が証明しています。私は高校時代、たったの一度すら全国の舞台をその足で踏むことができなかったのです。一年生の時点で、全国高校駅伝メンバーに選出されていたにもかかわらず、です(1年次は補欠で、2年は補欠にも入れず、3年は京都府で敗退)。
今から思い返してみても、当時の私は本当に真面目だったと思いますし、よく頑張っていたと思います。ですが、何をやるにも中途半端な努力だったのです。やるなら、何か一つことを極めるくらいのつもりでドンと構えて取り組めば良かったのです。何一つ習得できていないのに、次から次へと新たな取り組みを始めていく当時の私はまるで、ホットペッパーの初回限定クーポンを使っては店を変え、ということを繰り返す渡り鳥そのものだったのです。
渡り鳥になってしまうと、本来の目的である「速くなる」ということを目指して色々と努力していたはずなのに、いつの間にかどんどん本質ではなく枝葉の部分にばかり力を注ぐようになります。そして、努力の割には大した結果が出せない、なんてことになってしまうのです。
そんな経験もあって、8年のブランクを経て市民ランナーに戻って、本格的にトレーニングを開始してからは、とにかく一度決めた方向性は容易に変えないことを徹底しています。具体的には、あるレースに向けたピーキング期間の中で、一度方向性を決めたら、それ以外のことはやらないです。「速くなる」という本来の目的が達成できれば良いので、余計なことをあれこれしなくなりました。
「徹底」できていますか?
さて、ここで今一度あなたにも問いかけたいことがあります。あなたは本当に、長距離走・マラソントレーニングにおいて「徹底」することができていますか?こういうやり方でいこう、次のレースまではこれを試してみよう、と決めたら、本当にそれを徹底されていますか?途中で新しい情報に触れて、先月決めた方向性はいつの間にか遥か空の彼方へ・・なんてことになっていませんか?
もしあなたがそうなっていても、それは恥じることではありません。勉強熱心で努力家だからこそ、そうなるのだと思います。一定期間、あることを徹底するのは簡単なことではありません。特に今の時代は情報が溢れていますから、どんどん目移りしたり、揺れ動かされたりするのは当たり前のことです。
ただ、そんな混合玉石で惑わされる人が多い今の時代だからこそ、何か一つのことを徹底してそれを極め、また次のことを徹底する、そんなやり方ができる人が周りとどんどん差をつけていけるのもまた当たり前のことだと思います。
そして、長距離走・マラソンで何かに徹底して取り組むために必要なのは、強い意志ではありません。むしろ私なんかはあまり意志が強い方ではなく、流されることもある人間です。ではなぜそれでも渡り鳥をやめ、徹底することができるようになったのか?それは、長距離走・マラソンの本質を学んだからです。
本質というのはつまり言い換えると、「ルール」「仕組み」「物理法則」こういった言葉になると思います。要するに万人にも変えることができない、普遍の原理です。ここから外れるものは全て間違いであり、すべての物事はその範囲内でしか行われないものなのです。例えばマラソンでピッチを300回にするとか、マラソンを30分で完走するとか、そういうのは物理法則の外の話です。無理なのです。
ここまで極端でなくても、世の中には本質から外れる情報ってたくさんあります。
例えば、秋から冬にかけてレースに出まくる人がいますが、こういった一群の人たちは記録を狙う上では他の人よりも損をしています。一体何故でしょうか?
走技術習得のための動きづくりばかりやっていても、長距離走、マラソンは速くなりません。何故でしょうか?
たまにジムのレッスンの広告で誰でも一時間に800キロカロリー消費出来ますとか一時間に1000キロカロリー消費しますと書かれていますが、嘘八百です。何故でしょうか?
YouTubeで解説されているように、あるいは雑誌で読んだように1㎞5本のインターバルや30㎞走を頑張っているのに、試合ではなかなか結果が出ません。あるいは他の人と同じようには結果が出ません。一体何故でしょうか?
40㎞走は無駄であるというある同業者の方がいらっしゃいますが、それは間違っています。それは何故でしょうか?
本質を理解すると、これらの答えがすべて当たり前のようにわかるようになります。つまりそれは、そういった情報をみても惑わされなくなり、自分の進むべき方向性に集中できる=徹底できる、ということです。
私は長距離走やマラソントレーニングに関しては、この本質の部分を理解することができたその時から、新たな情報をみた時にそれが嘘か本当か、また本当だとしてもすごく極端な話なのか、それとも再現性があることなのか、やる価値があることなのか、そうじゃないのかなど、自分の頭で判断できるようになりました。
そして今回、あなたの中にもそんな判断基準になるような本質の知識をお届けするための講義動画を弊社から作成しました。それが「長距離走・マラソンの本質」です。

今回の講義は弊社代表の池上秀志が、長距離走・マラソンにおいて最も本質的な要素について一つ一つ丁寧に解説していく内容で、まさにこれを知っておけばこの分野においてはもう騙されることはなくなるなと言えるだけの判断基準ができる、そんな内容です。
実際、トレーニングを本気で頑張ろうとすればするほど、どんどん考え方も複雑になっていったりして、知らず知らずの間に対して重要でない枝葉の部分にばかり貴重な時間や労力を注ぐことになってしまいます。
今回の講義では、自分がこれでいくと決めた路線から外れないようになる為に持っておくべき知識を網羅しています。実際講義の中では・・
長距離走・マラソンのルールとは?
走りとは何か?
力が体内で生み出されるのはどういう原理か?
最適pHと最適温度とは?
ランニングエコノミーを改善するための要素とは?
最大筋力とは?
筋持久力とは?
筋収縮の仕組みとは?
練習強度の目安とは?
などなど、長距離走・マラソントレーニングを考える上で必ず判断基準として使うような知識がずらっと解説されています。講義時間は合計約4時間です。
そして、あなたがこちらの講義をご受講いただくことで受けられるメリットは以下の通りです。
・流行りが変わっても惑わされずにトレーニングを継続でき、我関せずで走力を伸ばし続けられる
・これで良いのかな?と方向性に迷うことがなくなり、徹底できるようになる→不徹底を繰り返す人との差がどんどん開く
・使えない知識をバッサリ切り捨てられる
・自分の現在地が正確にわかるようになる
そして今回の講義は税込9,900円で販売させていただきます。理由としては、内容的には一生使える知識であり、これがあれば今後どんな情報を仕入れても、それを使えるかどうかを判断するための基準ができるため、情報の価値としては1万円以上でも十分に満足していただけると思いますが、一方で今回の講義では具体論は一切説明していないからです。具体的なトレーニング方法などを説明していないため、1万円は超えない価格設定にしたいと考えた次第です。
お支払い方法はクレジットカード、PayPal、銀行振込よりお選び頂け、お名前や講義をお届けさせて頂くメールアドレスをご入力頂くだけでたった5分ほどで完了します。
クレジットカードとPayPalでお申込み下さった方は自動返信メールで、銀行振り込みをお選びいただいた方には入金を確認後、手動でメールにて講義をお送りさせて頂きます。
キャリアメール(ドコモ、ソフトバンクなど)の場合はごくまれにこちらからお送りさせて頂いたメールがはねられてしまい、届かないことがあります。お申込み頂いた直後(10分以内)に注文の確認メールが届かない場合はお手数をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんがこちらをクリックして、問い合わせページに入りその旨お申し付けください。
最後に、今回の講義をご受講いただかない方が良い方もお伝えさせていただきます。下記に当てはまる方は、今回の講義はご受講なさらないようにご注意ください。
・講義「還暦前後の方の為の800mからフルマラソンに向けたトレーニング方法」をご受講された方(講義内容がだいぶ被ってしまうため)
・具体的な方法だけ知りたいという方
今回の講義にも、全額返金保証をつけております。もし万が一誤ってご受講してしまった場合や、もしくは受講してみたけど満足できなかったという場合は、理由を問わず返金させていただきます。返金ご希望の際はこちらのお問い合わせページより返金希望の旨をご連絡ください。
それでは、長距離走・マラソンの本質を手に入れて、今後ずっと惑わされないトレーニングを継続し、長期的に走力を伸ばし続けていきましょう!
*5月24日〜26日までの3日間限定販売です
ウェルビーイング株式会社副社長
らんラボ!代表
深澤哲也
よくある質問とそれに対する回答
質問:講義はどのように受講できますか?回答:講義はユーチューブに限定公開しており、ご購入いただいた方にのみURLをお送りさせて頂きます。
質問:分からないところは池上秀志に直接質問できるのでしょうか?回答:もちろんできます。わからないことはご遠慮なくご質問ください。喜んでお答えさせていただきます。
質問:全額返金保証はついていますでしょうか?回答:はい、ついております。もしも全て受講して頂いた後にご満足頂けなければ理由を問わずに全額返金させて頂きます。
質問:支払い方法はどのような方法がありますでしょうか?回答:お支払い方法にはクレジットカード、ペイパル、銀行振り込みがお選び頂けます。
質問:講義はどのようにして受け取れるでしょうか?回答:クレジットカードとペイパルでお支払い頂いた場合には、自動返信メールにて講義が届きます。銀行振り込みをお選びいただいた方にはご入金を確認次第、メールにて講義をお送りさせて頂きます。土日祝日はお支払いが確認出来ないので、予めご了承ください。
質問:池上秀志はどんな人間ですか?回答:1993年12月27日京都府亀岡市生まれ、小学校より駅伝に親しみ、中学校から陸上競技部に入り、それからずっと長距離走をやっています。2017年の大阪マラソンでは日本人トップ、2020年に長距離走、マラソンの真理を届ける会社ウェルビーイング株式会社を興し、これまでのべ5000人以上の方にご利用頂いております。池上秀志の経歴を簡単に以下にまとめさせて頂きます。
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