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9割が知らない、脚攣りや疲労回復の速さの鍵を握る「影の支配者」とは?


 突然ですがあなたは、マラソン終盤に来る足攣りの本当の原因や、疲労回復の速さの鍵を握っている「影の支配者」の存在をご存知ですか?


 マラソンの終盤に差し掛かるといつもやってくるあの重だるい感覚。


 耐えられるかな、どうかなと恐る恐る迎えた35km地点。とうとう左足のふくらはぎにピキッと痛みが走る。一体、なぜ脚がこうして攣ってしまうのだろうか?


 また、高強度な練習を行った後、2日、3日休んでもあまり脚の重さが回復している感じがしない。自分の中では結構練習も軽くして、そろそろ回復しているはずなのに、なぜ回復できていないのだろう?


 そんな悩みを持ったことはありませんか?


 実はこのような悩みは、私たちの体の中の「ある存在」が鍵を握っています。私はその存在のことを「影の支配者」と呼んでいます。


 そして、この影の支配者の働き次第で、私たちの脚攣り問題はかなり改善され、さらに疲労回復も非常に速くなる可能性があるのです。


 具体的には、影の支配者の働きが大きく関係する能力にこそ鍵が隠されています。その能力とは「筋持久力」と「筋収縮」です。


筋持久力

 ここでいう筋持久力とは、脚の筋力の出力がどれだけ長い時間耐え続けられるか、ということだと思ってください。


 タイヤの空気がなくなってきたら燃費が悪くなるように、大きなエネルギーを生み出せていても脚が持たなければペースは保てません。この筋持久力がどれだけ持つかということに関しても、この影の支配者が非常に関連しています。


 そもそも筋持久力というのは、筋細胞の中でどれだけエネルギーを作り続けられるかということです。影の支配者は、まさに筋細胞の中に存在していて、酸素と糖もしくは脂肪酸を使ってエネルギーを生み出しています。ということは、影の支配者の働きが良くなれば、より長く、より多くのエネルギーを作り続けられるので、筋持久力が向上するということです。


 逆に言えば、この筋持久力が持たなくなるというのは、つまり筋細胞内でエネルギーを作り続けることが不可能になるということです。だから、マラソンの後半に脚がへたってきて失速してしまう人は、文字通り「脚が売り切れ」の状態です。もう脚の筋細胞の中でそれ以上そのペースを維持できるだけのエネルギーを生み出せていないわけですから、必然的にペースダウンするのです。


 そして、脚が攣ってしまうという現象についても、筋持久力が不足しているからということが関連します。筋細胞の中で生み出せるエネルギー量が少なくなっているので、脚は同じペースで走り続けることに対して耐えられなくなってくるんです。しかし、その中でもまだ代謝系は回っているから、体全体のエネルギー自体は生み出せている。そうなった場合、脚の筋力はもうキャパを超えているのだけど、そのペースでまだなんとか走り続けることになります。それを繰り返しているうちに、遅かれ早かれ脚が限界を迎えて攣ってしまうのです。


 これを回避するためには、影の支配者の働きを改善することによって、より素早く多くのエネルギーを筋細胞内で生み出せるようにすることが重要です。これが、筋持久力という言葉の正体です。


筋収縮

 もう一つの要素に筋収縮があります。


 そもそも筋収縮の仕組みとはどのようになっているのでしょうか?これは、筋繊維の中に「アクシン」と「ミオシン」というものがあり、それらがお互いに滑り込み重なり合うことで筋肉の収縮が起こるようにして筋収縮は起こっています。これを通称「滑り込み運動」と言います。




 このようにして筋肉を締めたり緩めたりして、力を発揮しているわけですが、使った後には筋肉は緩めないといけません。筋肉がずっと緊張状態にあると、血液の流れが悪くなって回復に必要な酸素や栄養素が十分に運び込まれず、結果として回復が遅れます。


 そして、この筋肉が緩むメカニズムにも影の支配者の働きが不可欠なんです。


 先ほど筋肉の収縮には「アクシン」と「ミオシン」が関連するとお話ししましたが、これらが筋収縮が起こす際に「カルシウムイオン」というものが必要になります。


 このカルシウムイオンは普段、筋小胞体というところに貯蔵されていますが、筋肉が収縮するときはカルシウムイオンが筋細胞へ流れ込むようにできています。そして、その後筋細胞に流れ込んだカルシウムイオンは、筋小胞体に戻らないと行けません。




 この時、筋小胞体から筋細胞へ流れ込むのは簡単です。なぜなら、筋小胞体の方が筋細胞よりもカルシウムイオンの濃度が1万倍濃いからです。しかし、筋細胞から筋小胞体へ戻すのは大変です。これは風向きみたいなもので、筋小胞体から筋細胞は追い風みたいなものなのですが、筋細胞から筋小胞体は向かい風みたいなものなのです。



 このカルシウムイオンが筋細胞から筋小胞体に返されることによって、筋肉の緩みが起こる、つまり適切に疲労回復していくのですが、それは自然には起こりづらいし、時間がかかる。ではどうするかということなのですが、ここで影の支配者の力が働きます。


 そう、つまり影の支配者の力を借りることで、カルシウムイオンは筋小胞体へスムーズに戻っていきます。

 

 ちなみにカルシウムイオンをちゃんと筋小胞体へ戻せないと、筋収縮が異常に起こってしまって脚が攣ってしまったり、そこまでいかなくてもなかなか疲労が回復しなかったり、または筋肉がへたったりしてしまいます。


 だからこそ影の支配者の機能が強い人は、カルシウムイオンを筋細胞から筋小胞体へ戻す力が強いので、つまり固まった筋肉を緩ませる力が強い=疲労の回復が早い、ということになります。


影の支配者とは?

 ここまでの説明でピンときたかもしれませんが、影の支配者とはミトコンドリアのことです。


 筋持久力が向上すれば、レース中の脚攣りも改善されます。そして、筋収縮がよりできるようになれば、脚攣りも改善されるし、普段の筋肉の緩みも早くなるので疲労回復も早くなります。また、しっかり緩めてしっかり締めることができるので、より大きな力を発揮することも可能になります。


 つまりミトコンドリアの機能を改善することが、脚攣りの改善に繋がり、また疲労回復の速さが向上することにもつながります。結局のところランナーの能力は、ミトコンドリアの機能や数の多さにかなり依存しているということなんです。


ミトコンドリアを改善するには?

 ミトコンドリアの機能を改善したり、数を増やしたりしたければやることは一つ。日常的にミトコンドリアを多く使うことです。ただ、日常的に多く使うとはいっても、ただ単に日常生活を送るだけでは当然足りませんし、毎日走っているからといっても、必ずしも十分にミトコンドリアへの刺激が足りるとも限りません。


 ミトコンドリアの数を増やしたり、機能改善するためのトレーニングには、必ず満たさなければいけないある条件があるのですが・・


 その為のトレーニングの条件を、今回新たに作成した講義「長距離走・マラソンの本質」で解説しています。


 ちなみに今回お話しした脚攣りの本当の原因や、疲労回復の速さの鍵についても、この新講義動画の中で解説されている話の一部です。どうでしょうか?あの忌まわしい脚攣り問題や、ちょっと高強度を入れたら疲労が抜けないという悩みの本質的な原因を知って、少し対応が変わりそうではないですか?ただ塩飴を舐めたら良いか、というようなものではないことがご理解いただけたのではないかと思いますし、そうすると必然的に正しい対策が考えられるのではないかと思います。


 今回の新講義動画では、このような長距離走・マラソンに関する本質の知識を約4時間分の内容で解説していきます。ちょっとネットやYouTubeで検索したら色々な情報が出てくる今の時代に、結局何を信じたら良いかわからないとか、そろそろ本質の知識を勉強して、何が正しいのかをはっきりさせたいと思われる方はぜひ、この先も続けてお読みください。ここから先は、長距離走・マラソンの本質を届ける今回の講義について紹介させていただきます。


 今回の講義を一言で表すなら「長距離走・マラソンとはこういう仕組みになっている」ということをドーンと解説したものです。


 そもそも本質というのは、言い換えると「構造的な問題」「仕組み」「ルール」のようなもの。そこをあなたの中心にドンと据えていただくことで、今後トレーニングの方向性へ迷うことがなくなったり、トレーニングに関して大失敗をしなくなることが期待できます。


 ちなみに、「本質なんて学んで何になるの?」と思われる方も多いかもしれません。


 確かに、本質を知らなくてもトレーニングはできますし、ランニングを続けることは全然できます。トレーニング自体はできますが、本質からズレた内容だと、時に大きな失敗をしてしまうことも出てくるのです。例えば、本質を押さえていないと、知らず知らずの間に枝葉のことばかりに気を取られ、どんどん間違った方向にいってしまうなんてことも起こります。


 それはまさに、私自身が高校時代に経験した大失敗です。私はかつて、本質と枝葉を見間違い、競技人生そのものを台無しにした経験があります。


 当時私が在籍した洛南高校では、疲れずに走る方法の一環として、歩きから走りへと移行する動作を繰り返す「歩きジョグ」という動きづくりに毎日取り組んでいました。基本的な発想としては、踵からついてそこにスムーズに体重移動すれば、疲れにくいし、落ち率(短い距離のレースペースから長い距離のレースペースへとペースが落ちる率)が低くなるという考え方でした。


 そして、この歩きジョグという動き作りを教えてくださった先生は、しきりに「かかとから着地する」ということをおっしゃっていたこともあり、私は「とにかく綺麗にかかと着地をするんだ」ということばかり考えていました。


 しかし、本来この動き作りを通して達成したいことは、かかと着地を綺麗にすることではなくて、ブレーキのかからない走りを習得して、長距離走を速く走れるようになることです。ですが私は、かかと着地が綺麗にできているかどうか?ばかりを気にして、どんどん本質からズレていきました。


 その結果として、私は自分の走りがわからなくなりました。結局高校3年間では一度も満足ができるタイムを出すことなく、そのまま競技人生を終えてしまいました。私のあの辛く苦しい3年間は、かかと着地を極めるためにあったのだろうか?そう考えると虚しくてたまらなくなることが今でもあります。


 もしこの時私が本質をちゃんと押さえて取り組むことができていれば、「先生はかかと着地といっているけれど、それはあくまでブレーキをかけずに楽に走る為の手段。ブレーキがかからず楽に走れるならそれでOKなんだ」と捉えることができ、走りを見失うほどかかと着地にこだわることはなかったと思います。競技成績だって、もう少しマシなものになったかもしれません。


 つまり本質を押さえるとは、こういうことです。本質さえ押さえていれば、枝葉の部分はある程度なんだって良いのです。仮に枝葉を多少間違えたって、おおまかには正しい範囲内で収まりますから、さほど大きな失敗にはつながりません。しかし、枝葉の部分ばかり見ていると、いつしか気づいた時には取り返しのつかない事態になってしまうことだってあるのです。


 だからこそ、本質を押さえているか否かによって、時間が経つごとにどんどん差が開いていくのです。


 例えばYouTubeや雑誌などでいろんな情報をみても、何が使える情報で、何が使えない情報か自分で判断する基準ができます。だからこそ、自分が取り組まなくて良いこと、今必要ないことは適切にスルーすることができます。


 また、あるレースに向けてトレーニングをするというのは、数ヶ月から場合によっては半年くらいかかることがあります。それだけの長期にわたってトレーニングしていても、途中で迷いが生じたりして、ある日急に思いつきで急な方向転換をして失敗したりする、みたいなことがなくなります。


 本質を理解していないと、このような場合において即席で仕入れた新たな情報に飛びついて、せっかく決めていた方針を思いつきで途中で変えたりしてしまうことがあります。そして、そういう思いつきというのは、大抵の場合失敗します。私も昔は何度思いつきの取り組みをして失敗したか分かりません。


 つまり今回の講義は、「迷える方をなくすこと」「大きな過ちを犯す方をなくすこと」が主なコンセプトであり、達成したいことです。勉強熱心で、色々なところから情報を集めている方こそ、受講されることで今後のトレーニングに大きな影響があるのではないかと確信しています。


 内容的には弊社代表の池上秀志が、長距離走・マラソンにおいて最も本質的な要素について一つ一つ丁寧に解説していく内容となっており、まさにこれを知っておけば長距離走・マラソンの分野においてはもう騙されることはなくなるだけの判断基準ができるでしょう。具体的な内容としては、


  • 長距離走・マラソンのルールとは?

  • 走りとは何か?

  • 力が体内で生み出されるのはどういう原理か?

  • 最適pHと最適温度とは?

  • ランニングエコノミーを改善するための要素とは?

  • 最大筋力とは?

  • 筋持久力とは?

  • 筋収縮の仕組みとは?

  • 練習強度の目安とは?


 などなど、長距離走・マラソントレーニングを考える上で必ず判断基準として使うような知識がずらっと解説された内容になっています。


 つまり集約すると、


・陸上競技のルールとそこから導きだされる原理原則

・物理学と生理学とそこから導きだされる正しい練習方法と走り方


 を解説していきます。講義時間は合計約4時間です。


 そして、あなたがこちらの講義をご受講いただくことで受けられるメリットは以下の通りです。


・大きな間違いを犯さなくなる

・SNSや雑誌などに出回っている情報を適切に取捨選択したり、自分で整理したりできるようになる

・迷わなくなる

・迷った時にどこに帰れば良いのかが分かるようになる

→効率の良い努力が可能になり、長距離走、マラソンが速くなったり、伸び悩みを打開できる。


 これだけの内容が詰まったこちらの講義動画ですが、たった9900円の自己投資で受講して頂けます。ちなみに、講義者の池上のズームコンサルの価格は1時間15000円です。それに4をかけると6万円、一対多数と一対一は異なるので、仮に半額にするとしても3万円になります。9900円の投資額が如何に安いかお分かり頂けると思います。


  お支払い方法はクレジットカード、PayPal、銀行振込よりお選び頂け、お名前や講義をお届けさせて頂くメールアドレスをご入力頂くだけでたった5分ほどで完了します。


 クレジットカードとPayPalでお申込み下さった方は自動返信メールで、銀行振り込みをお選びいただいた方には入金を確認後、手動でメールにて講義をお送りさせて頂きます。


 キャリアメール(ドコモ、ソフトバンクなど)の場合はごくまれにこちらからお送りさせて頂いたメールがはねられてしまい、届かないことがあります。お申込み頂いた直後(10分以内)に注文の確認メールが届かない場合はお手数をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんがこちらをクリックして、問い合わせページに入りその旨お申し付けください。


 最後に、今回の講義をご受講いただかない方が良い方もお伝えさせていただきます。下記に当てはまる方は、今回の講義はご受講なさらないようにご注意ください。


・講義「還暦前後の方の為の800mからフルマラソンに向けたトレーニング方法」をご受講された方(講義内容がだいぶ被ってしまうため)

・具体的な方法だけ知りたいという方


 今回の講義にも、全額返金保証をつけております。もし万が一誤ってご受講してしまった場合や、もしくは受講してみたけど満足できなかったという場合は、理由を問わず返金させていただきます。返金ご希望の際はこちらのお問い合わせページより返金希望の旨をご連絡ください。


 それでは、長距離走・マラソンの本質を手に入れて、今後ずっと惑わされないトレーニングを継続し、長期的に走力を伸ばし続けていきましょう!




ウェルビーイング株式会社副社長

らんラボ!代表

深澤哲也




 
 
 

コメント


ランニング書籍

講師紹介
​ウェルビーイング株式会社代表取締役
池上秀志

経歴

中学 京都府亀岡市立亀岡中学校

都道府県対抗男子駅伝6区区間賞 自己ベスト3km 8分51秒

 

高校 洛南高校

京都府駅伝3年連続区間賞 チームも優勝

全国高校駅伝3年連続出場 19位 11位 18位

 

大学 京都教育大学

京都インカレ10000m優勝

関西インカレ10000m優勝 ハーフマラソン優勝

西日本インカレ 5000m 2位 10000m 2位

京都選手権 10000m優勝

近畿選手権 10000m優勝

谷川真理ハーフマラソン優勝

グアムハーフマラソン優勝

上尾ハーフマラソン一般の部優勝

 

大学卒業後

実業団4社からの誘いを断り、ドイツ人コーチDieter Hogenの下でトレーニングを続ける。所属は1990年にCoach Hogen、イギリス人マネージャーのキム・マクドナルドらで立ち上げたKimbia Athletics。

 

大阪ロードレース優勝

ハイテクハーフマラソン二連覇

ももクロマニアハーフマラソン2位

グアムマラソン優勝

大阪マラソン2位

 

自己ベスト

ハーフマラソン 63分09秒

30km 1時間31分53秒

マラソン 2時間13分41秒

​ウェルビーイング株式会社副社長
らんラボ!代表
深澤 哲也

IMG_5423.JPG

経歴

中学 京都市立音羽中学校

高校 洛南高校

↓(競技引退)

大学 立命館大学(陸上はせず)

​↓

大学卒業後

一般企業に勤め、社内のランニング同好会に所属して年に数回リレーマラソンや駅伝を走るも、継続的なトレーニングはほとんどせず。

2020年、ウェルビーイング株式会社の設立をきっかけに約8年ぶりに市民ランナーとして走り始る。

感覚だけで走っていた競技者時代から一変、市民ランナーになってから学んだウェルビーイングのコンテンツでは、理論を先に理解してから体で実践する、というやり方を知る。始めは理解できるか不安を持ちつつも、驚くほど効率的に走力が伸びていくことを実感し、ランニングにおける理論の重要性を痛感。

現在は市民ランナーのランニングにおける目標達成、お悩み解決のための情報発信や、ジュニアコーチングで中学生ランナーも指導し、教え子は2年生で滋賀県の中学チャンピオンとなり、3年生では800mで全国大会にも出場。

 

実績

京都府高校駅伝区間賞

全日本琵琶湖クロカン8位入賞

高槻シティハーフマラソン

5kmの部優勝 など

~自己ベスト~

3,000m 8:42(2012)
5,000m 14:57(2012)
10,000m 32:24(2023)
ハーフマラソン 1:08:21(2024)

​マラソン 2:29:44(2024)

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