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明暗を分けた二人の市民ランナーの話

更新日:2021年9月15日


 これから私がお話しするのは、些細なことが明暗を分けた二人の市民ランナーのお話だ。この二人の市民ランナーの名前は大下と山下、二人とも同じ大学を卒業し、部活は野球部でチームメート、その後大企業に就職し、お互い美しく綺麗な女性と結婚し、3人の子供を授かり、3人目の子供が中学校に入ると、物入りな時期にはなるが、手もかからなくなっていき、何か手軽に始められる趣味はないかということで、42歳からランニングを始めた。


 それから、3年たった今でも二人は今まで通り、同じように幸せな人生を歩んでいた。たった1つの違いを除いて。


 3年前に走り始めた山下はマラソン3時間52分、仕事と両立しながら、マラソンをエンジョイし、多くの市民ランナーが目標とする4時間切りも達成した。いわゆる、サブ4だ。


 一方の大下は2時間49分、いわゆるサブエガというやつを達成し、マラソンランナーの上位2%にランクインしていた。


 大下には、今も目をつぶれば瞼の裏側に見える光景がある。それは、ある年の暮れのマラソンの情景だ。



「ここからだよ、頑張って!」

「お父さん、頑張ってー!」


 左手の沿道から、聞きなれた妻と子供の声が聞こえる。今日は普段は見せないカッコいいパパの姿を見せる日だ。もうすぐ、30キロ地点を迎える。セイコーの大きなタイマー、青地に黄色の文字が毎秒ごとにタイムを刻んでいる、センサーチップをランナーが通過するたびにピッピッと音を立てている。通過タイムは1時間58分57秒、冷静に通過していくが、3年前の自分なら5キロもこのペースで走れなかっただろう。


 脚は重いが、残りたったの12キロだ。そう、たった12キロ。3年前の自分なら12キロ走ること自体がきつかった。しかし、今は違う、このレースに向けて半年間計画的に取り組んできて、今は全てが1つになったように感じられる。特別苦しい練習には取り組んでいないが、全ての練習に意味を持たせ、自分なりに明確な目的な意識を持って取り組んできた。それが、今1つのものになって、自分を支えている。


 40キロを通過、2時間40分15秒、30キロを過ぎてさすがにペースダウンした。ここまで来ると、もう脚も体も重い。だが、それ以上に身体の中には力が漲っていた。残りの2.195キロをキロ4分ペースでカバーすれば、2時間49分、念願のサブエガだ。ここまで、来たらもう大丈夫。ほぼ確実だが気は抜けない。


 ゴールまであと少し、ゴールラインの上にはゴールタイマーが毎秒タイムを刻む2時間49分3秒、全てが終わった瞬間だ。全身をこれまで味わったことがないような達成感が包み込む。何物にも代えがたい達成感と幸福感が沸き起こってきた。


二人を分けたもの


 二人とも、野球部あがりの根性と大企業で荒波にもまれて培った忍耐で、趣味のマラソンでも結果を出した。二人とも素晴らしい記録だ。しかし、山下は3時間52分、大下は2時間49分、この二人を分けたものはなんだったのだろうか?


 一言で言えば、『ランナーズバイブル』を読んだかどうかだ。大下は偶然にも3年前に『ランナーズバイブル』に出会い、トレーニング、栄養、睡眠、心理学、慢性的な故障の治し方、などなどランニングに関する様々な情報を学んだ。大下はそれを乾いたスポンジが水を吸うように吸い込んだ。


 『ランナーズバイブル』は大阪マラソン日本人トップの池上秀志(マラソン2時間13分41秒、ハーフマラソン63分09秒)がPDF560ページ分にわたって書き連ねたまさに聖書並みの厚さの本だ。夏休みの終わりに書いた読書感想文、約560回分、大学の卒業論文約28回分の分量だと思っていただけると分かりやすい。


 『ランナーズバイブル』はロンドンオリンピック代表の藤原新さんも読んで「これは凄い!これだけの有益な情報をこれだけの分量で書けるのは池上しかいない」と評価した代物だ。


知は力なり


 この世の中には知っているか知らないかだけで大きな差を生むことが多々ある。有益な情報、有益な情報の使い方、そして有益な情報の応用の仕方、これらが非常に大切になる。これらをオールインワンにした本が『ランナーズバイブル』だ。



今すぐあなたのお手元にランナーズバイブルを


 これだけの質と量が詰まった『ランナーズバイブル』一体いくらするのだろうか?逆に聞いてみたいのだが、あなたなら15年かけて血のにじむような思いをして得られた知識と経験を大学の卒業論文約28回分にわたって書いたものをいくらなら売るだろうか?


100万円?