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歳を重ねてもタイムを伸ばし続けたい方必見!老化に対抗する為のトレーニング方法とは?

 突然ですがあなたは、ご自身の体について老化を感じたことはありませんか?


 同じようにトレーニングしているのに、以前よりも体の回復が遅くなった気がする・・

 

 自分よりも歳が若いランナーを見ていると、ああ、これからどんどん伸びていく可能性があるんだろうなと羨ましくなる。


 自分ももう少し早くランニングを始めていたら・・


 ここからはもう歳を重ねる一方だし、これ以上タイムを伸ばしていくことは難しいんだろうな・・


 そんなことを思ったことはありませんか?


 でも安心してください。あなたの体はまだ、老化でタイムが伸びない、なんて状態にはなっていない可能性があります。


 「いやいや自分はもう還暦も近いし、今からは体力的に無理だよ」


 そう思われるかもしれません。ですが実際弊社ウェルビーイングの受講生の方の中にも、63歳でサブエガ達成をされた方がいらっしゃったり、陸上歴50年以上で、ここ数年ずっとタイムが落ちてきていたという方が65歳にしてまた800mのタイムが上がってきたり、ということがちゃんと起こっているのです。


 それはつまり、老化に対抗するトレーニングや取り組みをできているということです。それができればむしろ、歳を重ねることは大きなアドバンテージにさえなり得ます。なぜなら、周りの同世代のランナーが老化でパフォーマンスを落としていく中、自分はその落ち幅が少なく、相対的にタイムも良くなるからです。


 ですので今回は、老化を正しく理解して、それを遅らせる為のトレーニングの基本的な考え方をお伝えします。


老化とは何か?

 では、そもそも老化とは何なのでしょうか?これは簡単に言えば、細胞の生まれ変わりに際するコピーミスのことです。


 私たちの体にはおよそ100兆前後の細胞があると言われていますが、毎日そのうちの1%が生まれ変わっています。つまり毎日1兆前後の細胞が生まれ変わっている計算になります。その生まれ変わりに際して、基本的には古くなった細胞から新しくなった細胞へ「情報の引き継ぎ」が行われるのですが、さまざまな要因によってその引き継ぎがうまくいかないことがあります。


 これが細胞のコピーミスです。つまり、元々の細胞よりも、ほんの少し違った状態で生まれ変わってしまい、それが繰り返されることで徐々に徐々に体は変わっていきます。例えば、歳を重ねて徐々にしわが増えていったりなんかはまさにその典型です。これが老化の正体です。

 

 体の機能に関しても、老化というものはこの理屈で生じます。ただ、ここで一つ明確にしておかないといけないのは、似た概念として存在する「退化」との違いです。


 老化とは読んで字のごとく、歳を重ねることにより体の能力が低下することです。しかし一方で退化とは、年齢関係なく能力が低下します。


これは現在、齢31の私でも全然起こります。例えば故障して1ヶ月走れませんでした、なんてことになれば、もう著しく走れなくなります。実際昨年の3月に1ヶ月ほど故障した時は、1km5分ペースが中強度に感じられるくらいまで落ちました。このように年齢は若くても体の機能は普通に落ちていきます。これが「退化」です。

 

 一方で、体は鍛えているのに機能が落ちていくのが老化です。例えばプロのスポーツ選手なんかは肉体の限界に限りなく近い負荷をかけ続けていますが、長くても40歳くらいで限界を迎えて引退していくのは、若い頃と同じように限界値までトレーニングしていても、徐々に能力が落ちていくからでしょう。トレーニングによって得られる向上の部分よりも、老化による低下の部分が上回ってしまうのです。

 

 つまり、鍛えて能力が向上する分を、老化で能力が低下する分が上回ることが老化ということになります。

 

 我々一般ランナーの場合は、プロみたいなレベルで肉体の限界まで追い込んでいないことがほとんどなので、基本は日々の継続的なトレーニングで老化を防ぐことは可能です。

 

 とはいえ、事実として歳を重ねるごとに体が徐々に老化するのは間違いありません。

 

 問題は、これをどの程度遅らせることができるのか?(老化に対抗できるのか?)です。老化の早い遅いはやはり人によってかなり差があります。

 

 これを遅らせることができる人が60歳を超えてもサブスリーしていたり、60歳を超えてもとてもそうは見えないくらい若々しく見えたりと、そういう状態になるのです。

 

老化によって落ちる能力 

 では老化は遅かれ早かれ必ずあるとして、次に考えたいのは老化によって落ちるのはどんな能力なのか?ということです。これは主に二つあって、一つは「基礎体力」もう一つは「最大筋力」です。今回はこのうちの「基礎体力」に焦点を当てて話を進めていきましょう。


 基礎体力とは何か?ということなのですが、これは一言で言えば回復力がどれだけあるのか?ということです。


 トレーニングを行った場合もそうですし、また、日常生活の中でも私たちは常に「回復」ということをしています。


 そしてここで重要なのは、回復を正しく理解することです。実は回復というのは、「回復するために必要なエネルギー」を生み出して回復しているのです。


 ちょっとわかりづらいと思うので、日常生活の例を使ってみましょう。例えば、歳をとるとぶっ通しで寝られなくなる、みたいなことってありますよね。私も30歳を超えてから、なぜか6時間以上ぶっ通しで寝られなくなってきたのですが、これは要するに「寝るにも体力を使う」からです。


 つまり人間の回復というのはそういうもので、スマホみたいに電気を引っ張ってきて充電コードを指している間は一方的にバッテリーチャージされているような感じではなくて、回復するためにも力を使っているのです。エネルギーをどこかから引っ張ってくるのではなく、自分の体の中でエネルギーを生み出して回復しないといけないから、回復用のエネルギーを生み出す力が必要になるのです。


 ですから、高いレベルを目指そうとするほど、当然ながら回復力=基礎体力のレベルは高くないといけません。なぜなら、目指す競技レベルが上がるほど、トレーニングの総負荷が上がるからで、それに伴って必要な回復用エネルギーの総量が上がるからです。


 しかしながら、どうしても加齢と共にこの回復用エネルギーを生み出す力は落ちていきます。これが老化による影響です。


 では、どうやってこの回復用エネルギーを生み出す力を高めていくのか?ということなのですが、それには回復用エネルギーをどうやって生み出しているのか?から理解することが大事です。回復用エネルギーを生み出す方法は、実は二つしかありません。それが


 1:酸素と炭水化物を使って生み出す

 2:酸素と脂肪を使って生み出す


 です。要するに、酸素を使ってエネルギーを生み出す有気的代謝こそが、回復用のエネルギーを生み出す力なんです。


 つまり有気的代謝能力を上げる取り組みをしていれば回復力が上がる=老化に抵抗できるということです。


 では有気的代謝能力を上げるにはどうするのか?ということですが、それは私たちの筋細胞内にある「ミトコンドリア」が鍵を握っています。このミトコンドリアの機能が改善すれば、有気的代謝は間違いなく改善し、ひいては基礎体力の向上につながります。


 このミトコンドリアを改善するためには、やはりある程度の負荷のトレーニングを継続的に行う必要があるのですが、この時に絶対に抑えないといけないことは「練習の総負荷は、自分の現在の回復力をやや下回っていないといけない」ということです。つまり、強度が高すぎたり、また一つ一つの強度はそこまであげていなくても、週全体とか月全体で見た時に自分の回復力をオーバーしているみたいなことになると、どうしても着実なミトコンドリアの機能改善に繋がりません。


 ですので、基礎体力の向上を目指し、老化を防ぐためには、中負荷・中量・高頻度で、かつ自分の回復力を考慮して、それを常に下回るトレーニングの組み方をしていくことが必須なのです。


老化に対抗し、歳を重ねてもタイムを伸ばすためのトレーニングは?

 ここまでの内容で、老化とはどういった原理で、それに対抗する為のトレーニングの基本的な考え方についてはざっと解説してきました。そして今回解説した点を踏まえて、具体的にどのようにトレーニングを行ったら良いのか?ということについては、この度新たに講義動画を作成しました。それが「還暦前後の方の為のトレーニング」です。





 今回の講義は「還暦の方の為の」というタイトルとなっていますが、厳密には老化の影響を感じやすくなってきた方が、どのようなトレーニングの方法を取るべきなのか?という事について解説した内容になっています。


 もしあなたが


・昔と比べて体の回復力が落ちている気がする

・これから老化の影響が気になる年齢になってきた

・年齢的にいつまで記録を伸ばし続けられるのか心配


 こういったお悩みをお持ちであれば、今回の講義動画はまさしくあなたの為のものです。


 今回解説した点を踏まえて、中強度・中量・高頻度なトレーニングをどのように組むのか?ということについても、具体的にどれくらいのきつさで、どれくらいの量走れば良いの?その辺りも詳しく解説していきます。


 また、老化によって起こることは基礎体力の低下だけでなく、最大筋力の低下もあります。この講義の中では、そこに対するアプローチも解説しています。加えてトレーニングだけでなく、老化に対抗するために有効な食事、日常で使える取り組み、心理面のアプローチまで話しています。


 具体的な講義の内容は、以下のとおりです。


・まず前提として理解すべきこと

・還暦前後の方が感じる大きな問題点

・老化と退化の違い

・能力が落ちていく順番

・心理的な問題

・基礎体力とは何か?

・そもそも回復とは何か?

・正常な状態とは?

・回復に必要な力はどうやって生み出しているのか?

・有気的代謝を高める鍵

・ミトコンドリアの機能を向上させるための重要ポイント

・上記を満たすトレーニングの原則

・中強度・中量・高頻度のトレーニングとは?

・各種目に応じた専門練習の組み方

・老化を遅らせる方法

・老化を遅らせるためのトレーニング

・老化を避けるための心の持ちよう

*合計約3時間30分の講義


そして、あなたがこちらの講義をご受講いただくことで得られるメリットは、以下のとおりです。


・老化を遅らせることができる

・歳をとるごとに同年代の周りのランナーと差をつけられる

・長期的に走力を伸ばし続けられる

・見た目も心も若くいられる


 今回の講義の受講費用は、税込で5,500円とさせていただきます。講義には全額返金保証をつけさせていただきます。全てご受講いただいた上で、思っていた内容と違った、役に立たないということがあれば、お問い合わせページより返金請求をしてください。その場合は理由を問わず、全額返金させていただきます。

 

 お支払い方法はクレジットカード、PayPal、銀行振込よりお選び頂け、お名前や講義をお届けさせて頂くメールアドレスをご入力頂くだけでたった5分ほどで完了します。

 

 クレジットカードとPayPalでお申込み下さった方は自動返信メールで、銀行振り込みをお選びいただいた方には入金を確認後、手動でメールにて講義をお送りさせて頂きます。

 

 キャリアメール(ドコモ、ソフトバンクなど)の場合はごくまれにこちらからお送りさせて頂いたメールがはねられてしまい、届かないことがあります。お申込み頂いた直後(10分以内)に注文の確認メールが届かない場合はお手数をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんがこちらをクリックして、問い合わせページに入りその旨お申し付けください。


 ぜひ、老化を感じているという方や、これから老化の影響が心配だという方はこの機会にご受講ください!




ウェルビーイング株式会社副社長

らんラボ!代表

深澤哲也


 
 
 

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ランニング書籍

講師紹介
​ウェルビーイング株式会社代表取締役
池上秀志

経歴

中学 京都府亀岡市立亀岡中学校

都道府県対抗男子駅伝6区区間賞 自己ベスト3km 8分51秒

 

高校 洛南高校

京都府駅伝3年連続区間賞 チームも優勝

全国高校駅伝3年連続出場 19位 11位 18位

 

大学 京都教育大学

京都インカレ10000m優勝

関西インカレ10000m優勝 ハーフマラソン優勝

西日本インカレ 5000m 2位 10000m 2位

京都選手権 10000m優勝

近畿選手権 10000m優勝

谷川真理ハーフマラソン優勝

グアムハーフマラソン優勝

上尾ハーフマラソン一般の部優勝

 

大学卒業後

実業団4社からの誘いを断り、ドイツ人コーチDieter Hogenの下でトレーニングを続ける。所属は1990年にCoach Hogen、イギリス人マネージャーのキム・マクドナルドらで立ち上げたKimbia Athletics。

 

大阪ロードレース優勝

ハイテクハーフマラソン二連覇

ももクロマニアハーフマラソン2位

グアムマラソン優勝

大阪マラソン2位

 

自己ベスト

ハーフマラソン 63分09秒

30km 1時間31分53秒

マラソン 2時間13分41秒

​ウェルビーイング株式会社副社長
らんラボ!代表
深澤 哲也

IMG_5423.JPG

経歴

中学 京都市立音羽中学校

高校 洛南高校

↓(競技引退)

大学 立命館大学(陸上はせず)

​↓

大学卒業後

一般企業に勤め、社内のランニング同好会に所属して年に数回リレーマラソンや駅伝を走るも、継続的なトレーニングはほとんどせず。

2020年、ウェルビーイング株式会社の設立をきっかけに約8年ぶりに市民ランナーとして走り始る。

感覚だけで走っていた競技者時代から一変、市民ランナーになってから学んだウェルビーイングのコンテンツでは、理論を先に理解してから体で実践する、というやり方を知る。始めは理解できるか不安を持ちつつも、驚くほど効率的に走力が伸びていくことを実感し、ランニングにおける理論の重要性を痛感。

現在は市民ランナーのランニングにおける目標達成、お悩み解決のための情報発信や、ジュニアコーチングで中学生ランナーも指導し、教え子は2年生で滋賀県の中学チャンピオンとなり、3年生では800mで全国大会にも出場。

 

実績

京都府高校駅伝区間賞

全日本琵琶湖クロカン8位入賞

高槻シティハーフマラソン

5kmの部優勝 など

~自己ベスト~

3,000m 8:42(2012)
5,000m 14:57(2012)
10,000m 32:24(2023)
ハーフマラソン 1:08:21(2024)

​マラソン 2:29:44(2024)

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