top of page

嘘みたいな本当の話〜考えてることは走りに丸ごと出る〜

更新日:2024年12月12日

 あなたは「考えていることが走りに丸ごと出る」と聞くと、どのような印象を持ちますか?

 

 「そんなもん、オカルトだ!」


 と思われるかもしれません。でも、これは本当にそうなのです。

 

 人間はびっくりするくらい、考えてることに左右されます。

 

 これは私の実体験です。かつて洛南高校陸上部の2年生だった頃、私は左足の脛骨を疲労骨折しました。

 

 1年目にはレギュラー争いもしていて、2年目は2年生エースも狙って行ってやろう、、なんて考えていた矢先に、3ヶ月も走れなくなる故障をした私は、疲労骨折による左足を突き刺すような痛みが完全にトラウマになってしまいました。


 3ヶ月後、MRI検査の結果異常なしと認められ、ついに走り出すことができたのですが・・

 

 痛むんです。

 

 「え・・!?」って思いましたよ。だって、ちゃんとした病院(京都の警察病院)でMRI検査をやった結果、もう異常なしと診断されましたから。

 

 治ってるはずなんです。でも、ちょっと走ったら痛むんです。痛むはずは、ないのに。

 

 その謎の痛みはその後、約1年ほど続きました。痛みを感じるからそこを庇って走り、他の箇所も故障する。


 そんな悪循環を3ヶ月の疲労骨折を耐えた後、さらに1年間繰り返すことになりました。

 

 この1年間で私は、まともに走れないということで、非常に多くのものを失いました。

 

 まず、夢だった箱根駅伝への道。


 高校2年生で5000mで14分30秒を切れば、志望校だった東海大学へ推薦してくださるということを、当時の顧問の中島先生から言われていたのですが、痛みが繰り返してばかりでまともに走れない私は、14分30秒どころか15分30秒も切れずに高校2年のシーズンを終えました。


 15分30秒という記録は、高校生で陸上をやっている子の中では「普通」の記録です。速くもなく遅くもなく、という記録です。そんな成績では当然、箱根駅伝常連校への推薦をいただけるはずもなく、私の希望は潰えました。

 

 次に、主将の座です。

 

 洛南高校では、一学年下の後輩が毎年の次の年の主将を決める、というしきたりがあったのですが、私は1年下の後輩たちから満場一致で主将に選んでもらいました。

 

 伝統ある洛南高校陸上部のキャプテンです。そりゃあ、気合が入りましたよ。

 

 ですが残念ながら私は、就任からたった2ヶ月で解任されることになりました。おそらく当時で38年続いていた洛南陸上部史上、前代未聞の出来事です。


 ある日の朝練習終了後の出来事でした。私と当時副主将を務めていた同期、そしてどちらかというとおちゃらけキャラだった同期二人、合わせて四人が監督のいる教官室前に集められ、そのおちゃらけキャラ二人との主将、副主将交代を突然命じられました。


 その時の先生の口ぶりは、そのおちゃらけキャラの二人に最高学年の自覚がない、だから主将と副主将をやって自覚を持て、というものだったので、あくまで私たちのことは庇ってくれた形だったのですが、実質上のクビです。まあそれはそれはひどく落ち込みました(本当に学校も辞めてしまいたくなったくらいでした)。

 

 原因というか真相は結局明かされなかったので、よくわかりませんでしたが、一番の原因は故障を繰り返してばかりでまともに走ることもできず、それで気持ちが弱気になっていた私にあったと思います。

 

 最後に、本来の走り方です。

 

 痛みを繰り返してばかりなので「また痛くなるんじゃないか」という恐怖が左足に対して常にあり、私は走りのバランスが完全に崩れました。

 

 結局この時に崩れた走りのバランスは、高校を卒業して一度競技から離れるまで終ぞ直ることはありませんでした。

 


 全ては繰り返す足の痛みが原因で、私は一度陸上人生の全てを失いました。

 

 でも、、改めて考えてみたんです。あの時、あそこまで崩れたのはなんでなのか?と。

 

 だっておかしいですよね?


 事実として、足は高校2年の時点で治っているんですよ。

 

 脚が治っていたのは、間違いなく事実です。ですが真の問題は私の「意識」にあったんです。

 

「また痛くなるんじゃないか」

「あ、なんか痛くなりそう・・」

「距離を走ったら痛くなるかも」

「アップダウンを走ったら足にきそうだ」

 

 これは、当時の私が常に心の奥底で思っていたことです。

 

 顕在意識では「大丈夫、治ってるから」とできるだけ言い聞かせていましたが、“潜在意識”のレベルではこのような想いが全然払拭できていなかったんです。

 

 その結果、見事に私の体は潜在意識に反応してしまい、もう存在しない故障なのに、痛みを繰り返すことになりました。

  

 これは絶対に試していただきたくないですが「膝が痛くなるかもしれない」と思いながら1週間くらい走ったら、多分本当に膝が痛くなると思います。

 

 実際、実験結果も多く報告されています。

 

「多重人格者ティミー」という話をご存知ですか?

 

 これは、とある多重人格者に対して行われた実験の話で、その被験者が持つたくさんの人格の中でも「ティミー」という人格が出ている時だけ、オレンジジュースにアレルギー反応が出たという話です。

 

 同じ体なのに「ティミー」の人格の時だけオレンジジュースに対してアレルギー反応が出て、それ以外の人格が出ているときは、なんの反応も出ないんです。

 

 これは「ティミー」の時の潜在意識による反応であることを裏付けています。

 

 

 なぜ、私があなたに対してこの話をしたのか?それには理由があります。

 

 その理由とは、潜在意識(心)、ひいては理想の未来を正しい方向に向けることでびっくりするくらい良い成果を出せる可能性があるからです。

 

 私はかつて、潜在意識を最悪な方向に向けてしまっていたので、陸上人生が一度終わりました。

 

 残念ながらそのことに、当時は全く気付けませんでした。

 

 一度競技から離れて、競技をしていたころの自分を俯瞰してみた時に、やっと気づいたんですね。

 

 だから何回も思いましたよ。「もう一回高校に戻れたら・・」と。

 

 だからこそ私は、今では仕事でもランニングでも、理想の未来を常に正しい方向に設定して、潜在意識のレベルから目標の達成に向かうようにしています。

 

 そして、実際にそのやり方で、特にこの3年間では想像もつかなかったような成果をたくさんあげることに成功しました。

 

 私は、新卒では阪急阪神ホテルズというホテル業界ではそれなりに大手の会社に入社しました。阪急グループで名が通っていて、現場仕事でも阪急ブランドの後ろ盾によってかなり守られ、人事部で新卒採用の業務に従事していた時も、このおかげで正直かなり楽な部分はありました。


 専門学校や高校卒を担当していたのですが、関西の学校であれば「阪急」というだけで志望者が一定数は集まるのですから。

 

 その後池上と再会して、ウェルビーイングで仕事をするようになりました。


 状況は一変しました。阪急に勤めていた頃は、とにかく会社の看板が大きく、自分に実力がなくてもやっていけていました。少なくとも「お客さんがいなくて困る」なんて状況はないわけです。


 ですが、ウェルビーイングに私が入ったのはほぼ創業時点、つまり、認知度も全くなく、世間から見たらよくわからない人が作ったよくわからない商品を売る、という状況になったわけです。


 もちろん最初は非常に苦戦しました。池上からの教えのおかげで、当初から少しは売上を作れましたが、とはいえ生計を立てられるレベルではなく、会社員時代の貯金を食い潰す日々・・


 当時の私にとって理想の未来だったのは、現在の妻との結婚を実現させ、妻が望むハワイでの結婚式を実現させることでした。そのために貯めていた資金もどんどん溶けていき、一時は精神的に平静を保つのがとても大変な時期がありました。


 しかし、それでも折れることなくずっと続けてこられた理由はただ一つで、理想の未来というものを正しく設定して、それを達成することだけに向かって動けていたからです。


 その理想の未来を実現するための具体的な目標として、まずは月収100万円を安定して達成するということが私にとっての最重要事項になりました。これを理想の未来としたことで、潜在意識から全てがそのために動き続けることになりました。


 そして、ウェルビーイングに入って私は、もう一度ランナーに戻ることになりました。ランナーとして走り始めたことで、ランニングにおける理想の未来も出てきました。

 

 それがいつもメルマガでお伝えしている「ウェルビーイングオンラインスクールの最高の実験結果になる」ということです。

 

 具体的にはマラソン2時間30分切です。これを考えた当初は、まだマラソン未経験でしたし、全くもって何をどうしたら良いのか想像もつきませんでした。状況としては、1km6分ペースで5km走ったら筋肉痛になっていた時に、この目標を立てたのですから。


 それから3年経ってどうなったか?2時間30分切りを達成しました。なんなら、今の理想の未来はもっと遠くになり、2時間20分を考えていますが、さらに上げていこうかとも考えているくらいです。

 

 このように、私は「理想の未来」というものを正しく設定して、そのおかげでここまでに想像もできないような目標をいくつも達成することができたのですが、その教えは紛れもなく弊社代表の池上からでした。


 理想の未来を正しく設定することで、潜在意識のレベルから影響が出て、実際に目にする現象が変わります。これは心が「情報」であり、それが体という「物質」に対して影響を与えるということになります。


 タイトルでも「思っていることは丸ごと走りに出る」ということを言いましたが、これはまさに心という情報が体という物質に影響を与えて、結果が変わるということです。私の体験談として、痛みがトラウマになったから、大丈夫と診断されてもまだ痛かったと話しましたが、それはまさに私の心が「痛い」という知覚していて、それが「また痛くなる」という情報となって、実際に走ると痛みが出るということになっていました。


 そして「また痛くなる」という情報が、私に左足を庇わせて、それが走りのバランスが崩れることにもつながりました。


 逆にいえば、8年後その情報は全て消えた状態で、むしろマラソン2時間30分という理想の未来に向かって走り始めた時、私の全生命力がそこに向かって進んでいったのです。その結果として、3年後にはそれが現実のものとなっており、その過程で崩れた走りもすっかり修正され、私の骨格などから見たら「完成系」になることができたのです。


 というわけで今回は、心が体に与える影響というところについてのお話をお届けしてきたのですが、こういう心の話は中々真剣に受け取ってもらえないことがとても多いです。


 ですが、実は大きな結果を出すために一番根本的に大事な部分って、こういうところだったりするんです。

  

 いくらいいトレーニングをやっても、その目的や意義をどう捉えるかで、体は全然違った反応を示します(あれだけ才能が集まる駅伝強豪校でも、強くなる人とそうじゃない人が分かれてしまうのがその表れ)

 

 ウェルビーイングオンラインスクールで「マインドセット編」が一番最初に来るのも、実はそういう理由なんです。

 

 そして、今週末にはまさに今回お話しした池上の教えである、理想の未来を正しく設定し、目標(夢だと思うようなもの)を叶えるための新講義「池上秀志の夢を叶える講座2024年版」をリリースいたします。

 この講義は、どのような思考(心=情報の使い方)をすれば、結果が良くなるのかを知りたい方のための講義であり、逆に思考や心の限界を解説する講義です。


 今回私が心の使い方を一貫したから、理想の未来が実現できたという旨の話はしましたが、とはいえ宗教ではありませんから、もちろん限界はあるわけです。


 「思えば叶う」とか「思考は現実になる」とか言っても、今すぐ右手に純金10㎏出すことは出来ません。つまり、思考や心の持ち方が現実の結果(レース結果、年収、受験の合否、恋愛の成就などなど)に大きく影響を及ぼすのは事実である一方で、限界もまた当然ある訳です。


 そうすると、そもそもどのように思考や心が結果に影響を及ぼし、それはどの程度影響を及ぼし、その結果を良くするにはどのような思考や心の持ち方をすれば良いのかという三段階でくらいで考えておかなければなりません。そのための理論の部分から、実践の部分までを全て解説していく内容です。


 実際、私もこの講義を確認を兼ねて一回受講し、そしてもう一回集中して受講してみたのですが、これは今の私の思考の基礎となっている内容だと思いました。私がウェルビーイングに入ってからのこの3年間で


・マラソン未経験かつ、5kmジョグ(6’00”/km)で筋肉痛→マラソン2時間29分、ハーフマラソン1時間8分


・出張週3回、残業50時間、手取り月収約18万円→働く時間・場所自由、月照380万円(月収190万円)


 という変化を遂げることができた思考の、一番のベースになっているところです。


 そのベースは弊社代表の池上から叩き込まれました。忘れもしません、あれは2021年7月の出来事です。京都の西京極運動公園のベンチで、蝉が鳴きわめく中たった二人の社員研修をしていました。その時に池上から、思考、また心の使い方に関しての教えを受けました。


 あの時教えてもらった思考を、3年かけて少しずつ少しずつ実生活に影響を与えるように続けていって、それが徐々に実現していきました。あの時思い描いた理想の未来はすでに実現し、今ではさらなる理想の未来を追いかけています。


 この講義では、3年前に私が池上から教えてもらった心の使い方、心を体に影響を与える方法や理論を深く解説します。


 そんなこちらの講義を受講して頂いてあなたが得られる恩恵は以下の3点です。


・あなたの能力や可能性が最大限に発揮される


・年齢の割には若々しく元気でいられるようになる


・幸せになる



 約3時間の本講義と1時間の補足説明、PDF50ページ分の参考文献から構成されます。受講費はたった5000円です。


 リリースは今週の金曜日、もしくは土曜日の予定で準備しています。


 準備が完了しましたら、下記の商品ページ内の「カートに追加」というボタンが解放され、ご購入いただけます。カート追加ボタンを押していただいたあとは、お支払い方法をクレジットカード、PayPal、銀行振込からお選びいただき、商品データをお届けさせていただくメールアドレスをご入力いただくのみです。


 この講義は今回も三日間限定販売ですが、これはこの年がかわる年末から年始のタイミングにぴったりの内容だと思います。来年の抱負を考える上で、知っておいて損はありません。ぜひこの機会にご受講ください!





ウェルビーイング株式会社副社長

らんラボ!代表

深澤哲也

 

閲覧数:761回0件のコメント

関連記事

すべて表示

Comments


ランニング書籍

講師紹介
​ウェルビーイング株式会社代表取締役
池上秀志

経歴

中学 京都府亀岡市立亀岡中学校

都道府県対抗男子駅伝6区区間賞 自己ベスト3km 8分51秒

 

高校 洛南高校

京都府駅伝3年連続区間賞 チームも優勝

全国高校駅伝3年連続出場 19位 11位 18位

 

大学 京都教育大学

京都インカレ10000m優勝

関西インカレ10000m優勝 ハーフマラソン優勝

西日本インカレ 5000m 2位 10000m 2位

京都選手権 10000m優勝

近畿選手権 10000m優勝

谷川真理ハーフマラソン優勝

グアムハーフマラソン優勝

上尾ハーフマラソン一般の部優勝

 

大学卒業後

実業団4社からの誘いを断り、ドイツ人コーチDieter Hogenの下でトレーニングを続ける。所属は1990年にCoach Hogen、イギリス人マネージャーのキム・マクドナルドらで立ち上げたKimbia Athletics。

 

大阪ロードレース優勝

ハイテクハーフマラソン二連覇

ももクロマニアハーフマラソン2位

グアムマラソン優勝

大阪マラソン2位

 

自己ベスト

ハーフマラソン 63分09秒

30km 1時間31分53秒

マラソン 2時間13分41秒

​ウェルビーイング株式会社副社長
らんラボ!代表
深澤 哲也

IMG_5423.JPG

経歴

中学 京都市立音羽中学校

高校 洛南高校

↓(競技引退)

大学 立命館大学(陸上はせず)

​↓

大学卒業後

一般企業に勤め、社内のランニング同好会に所属して年に数回リレーマラソンや駅伝を走るも、継続的なトレーニングはほとんどせず。

2020年、ウェルビーイング株式会社の設立をきっかけに約8年ぶりに市民ランナーとして走り始る。

感覚だけで走っていた競技者時代から一変、市民ランナーになってから学んだウェルビーイングのコンテンツでは、理論を先に理解してから体で実践する、というやり方を知る。始めは理解できるか不安を持ちつつも、驚くほど効率的に走力が伸びていくことを実感し、ランニングにおける理論の重要性を痛感。

現在は市民ランナーのランニングにおける目標達成、お悩み解決のための情報発信や、ジュニアコーチングで中学生ランナーも指導し、教え子は2年生で滋賀県の中学チャンピオンとなり、3年生では800mで全国大会にも出場。

 

実績

京都府高校駅伝区間賞

全日本琵琶湖クロカン8位入賞

高槻シティハーフマラソン

5kmの部優勝 など

~自己ベスト~

3,000m 8:42(2012)
5,000m 14:57(2012)
10,000m 32:24(2023)
ハーフマラソン 1:08:21(2024)

​マラソン 2:32:18(2024)

bottom of page