top of page

次の講義動画に関する重要なお知らせ

皆さん、こんにちは!


 本日は次の講義動画に関する重要なお知らせをお届けさせて頂きたく、ご連絡をさせて頂きました。


 現在リクエスト頂きまして、新講義動画「長距離走、マラソンの本質」という講義動画を作成させて頂いております。


 一体本質とは何かということなのですが、あなたもある物事について色々と勉強したり、試行錯誤したり、学んだり、色々な人の話を聞いている間に何がなんだかわからなくなったことはないでしょうか?


 ちなみに、嘘のような本当の話なのですが、私が中学校の陸上競技部にいた頃、「他者への感謝の気持ち」とか「他者を思いやる心」とか「挨拶、整理整頓、グランド整備をちゃんとやること」などなどの項目について、毎日のように説教をされ過ぎて、怒られ過ぎて、先生からの「中長距離走が速くなるにはどうすれば良いのか」という単純な問いに答えられなくなってしまったことがありました。


 では、その答えは何でしょうか?


 答えは「一所懸命練習すること」です。嘘のような本当の話です。私もハッとその時気づきました。


 毎日、競技者として強くなるには人間性が大切だということを言われ続けて、競技以外の様々なことで指導して頂くことが重なると、こんな単純なことが見落とされてしまったりするのです。


 あなたは果たして他人事だと言えるでしょうか?


「つま先接地が大事」だとか「真下に接地して地面からの反発をもらうことが大事」とか「1㎞5本のインターバルでスピードをつけることが大事」とか「不整地やトレイルランで脚づくりをすることが大事」とか「この走り方を身につければ2時間走っても疲れなくなる」とか色々な情報を仕入れてやってみるものの、ある日ふと「あれっ自分は一体何のために何をやっているんだろう?つま先接地にはだいぶ慣れてきたものの、全然速くなっていないぞ」とか「あれっ?真下に接地するお尻ポンポン走りは出来るようになったけど、全然速くならないぞ」とか「お尻を鍛えてお尻は綺麗な形になったけど、これで速くなってるのか?」と思うことはありませんか?


 これが枝葉ばかりを伸ばして、本質が分からなくなる現象です。


 更に言えば、実は理に適った練習をしている時でも、自分が正しいのかどうかよく分からないことってありませんか?


 私も今になって思えば、方向性は正しかったからそのまま続ければ良かったのに、余計な方向性にいってしまったなって思うことはあります。なんでも勉強だという向学心、知的探求心、謙虚さがあるのは良いことなのですが、時には自分の方が正しかったのに、全然間違った人の所にいって勉強してしまうこともある訳です。        


 他の例で言えば、私は昔は野球少年だったのですが、色々な人の話を聞きすぎて、ダウンスイングを身につけることや脇をしめることやバットを短く持つことや足をあげずに打つことや引手の甲を下に向けることやヘッドが下がらないことや色々なことを素直に聞いて、全て実践しようとしているうちに、いつの間にか投手が投げてきた球を打ち返すという一番本質の部分を忘れてしまっていました。   


 これは勿論、文字通り忘れるわけではないのです。バッターボックスに立ち、投手と対峙すれば、投げ込まれた球を打ち返そうという気持ちはあります。


 ですが、その際も頭の中ではきちんとコーチから言われたことはできているかどうか、コーチからどう思われているのか、コーチを失望させはしないかとそればかりでした。投手が投げ込んだ球に100%集中出来ているとは到底言えませんでした。


 そんな訳で、スポーツの世界ではよくあることなのです。長距離走、マラソンでもつま先接地とか地面からの反発をもらうとか、体幹がブレないようにとか枝葉のことばかりを教えて、肝心の本質の部分が忘れ去られていることが多々あるのです。  


 スポーツ以外でも本当はそうでしょう。


 生意気言うようですが、私はビジネスなんてマラソンに比べればずっと簡単だと思っています。資本主義社会では社会的な地位やお金を稼いでいることの方がステータスになる面が大きく、社会的に評価されやすいですが、私からするとお金を稼ぐことの方がはるかに簡単です。


 ですが、それも公平に見るのであれば、スポーツで散々苦労して、本質を理解すること、本質からそれないようにすることの重要性を学んだからであるような気もします。方法論は世の中に五万とあるのですが、本質は一つしかありませんから、本質を理解してそこからそれないようにやっていけば、思考が単純になります。思考が単純になると集中力が生まれます。


 また、何が正しくて何が間違っているのかがなんとなく分かるようになるので、誰の意見を聞くべきで誰の意見を聞くべきではないのか、部下のやり方のどこまでは認めて、どこからは許してはいけないのか、そういうことがだいたい分かってくるようになります。


 かように、本質を理解することはどの分野でも大切なことであると思っています。


 では、本質とは何か、もう少し具体的に述べましょう。


 先ずはルールをよく理解することです。


 何を当たり前なと思われるかもしれません。


 では、あなたにお聞きしますが、タイムにグロスタイムとネットタイムの二つがあるのは一体何故だかご存知でしょうか?


 厳密に42.195㎞を走り切った記録で言えば、ネットタイムだけで充分であるはずです。にもかかわらず、グロスタイムというものが存在するのは何故でしょうか?         

 最近はシューズにICチップをつけて記録を計測するやり方が普及してきましたが、この計測方法では、タイム的には遅い方が勝つ可能性があります。一体何故でしょうか?


 最近世界陸連はロードレースで使用されるシューズの厚さを40mm、トラックレースで使用されるシューズの厚さを20mmに規定しましたが、一体それは何故でしょうか?


 これらはルールを理解すれば、実は自然と答えにたどり着ける問いなのです。つまり、答えられない方は長距離走、マラソンのルールが完全には理解できていません。


 長距離走、マラソンのルールは別に百歩譲って理解できていなくても大した問題ではありません。


 しかしながら、この宇宙の法則を理解出来ていないのはより大きな問題になります。


 秋から冬にかけてレースに出まくる人がいますが、こういった一群の人たちは記録を狙う上では他の人よりも損をしています。一体何故でしょうか?


 走技術習得のための動きづくりばかりやっていても、長距離走、マラソンは速くなりません。何故でしょうか?


 たまにジムのレッスンの広告で誰でも一時間に800キロカロリー消費出来ますとか一時間に1000キロカロリー消費しますと書かれていますが、嘘八百です。何故でしょうか?


 ユーチューブで解説されているように、あるいは雑誌で読んだように1㎞5本のインターバルや30㎞走を頑張っているのに、試合ではなかなか結果が出ません。あるいは他の人と同じようには結果が出ません。一体何故でしょうか?


 40㎞走は無駄であるというある同業者の方がいらっしゃいますが、それは間違っています。それは何故でしょうか?


 答えられない方はやはりこの宇宙の法則を理解されていません。ですが、ご安心ください。大抵の方は答えられません。それが普通のことです。


 私にバレーボールやバスケットボールの本質を問われても答えられないのと同じで、大抵の方は答えられません。それが普通のことですから、ご安心ください。


 ですが、知らないままであれば、損をするのは避けられないので、改めて長距離走、マラソンの本質を説明させようと思った次第です。


 長くなりましたが、重要な連絡とは先日公開させて頂きました「還暦前後の方のための800mからフルマラソンに向けた練習方法」を受講された方はお申込みにならないでくださいということです。


 理由は講義内容がだいぶかぶってしまうからです。くれぐれも今回の講義は「還暦前後の方のための800mからフルマラソンに向けた練習方法」を受講していない方に限定でお願いいたします。

 
 
 

Comments


ランニング書籍

講師紹介
​ウェルビーイング株式会社代表取締役
池上秀志

経歴

中学 京都府亀岡市立亀岡中学校

都道府県対抗男子駅伝6区区間賞 自己ベスト3km 8分51秒

 

高校 洛南高校

京都府駅伝3年連続区間賞 チームも優勝

全国高校駅伝3年連続出場 19位 11位 18位

 

大学 京都教育大学

京都インカレ10000m優勝

関西インカレ10000m優勝 ハーフマラソン優勝

西日本インカレ 5000m 2位 10000m 2位

京都選手権 10000m優勝

近畿選手権 10000m優勝

谷川真理ハーフマラソン優勝

グアムハーフマラソン優勝

上尾ハーフマラソン一般の部優勝

 

大学卒業後

実業団4社からの誘いを断り、ドイツ人コーチDieter Hogenの下でトレーニングを続ける。所属は1990年にCoach Hogen、イギリス人マネージャーのキム・マクドナルドらで立ち上げたKimbia Athletics。

 

大阪ロードレース優勝

ハイテクハーフマラソン二連覇

ももクロマニアハーフマラソン2位

グアムマラソン優勝

大阪マラソン2位

 

自己ベスト

ハーフマラソン 63分09秒

30km 1時間31分53秒

マラソン 2時間13分41秒

​ウェルビーイング株式会社副社長
らんラボ!代表
深澤 哲也

IMG_5423.JPG

経歴

中学 京都市立音羽中学校

高校 洛南高校

↓(競技引退)

大学 立命館大学(陸上はせず)

​↓

大学卒業後

一般企業に勤め、社内のランニング同好会に所属して年に数回リレーマラソンや駅伝を走るも、継続的なトレーニングはほとんどせず。

2020年、ウェルビーイング株式会社の設立をきっかけに約8年ぶりに市民ランナーとして走り始る。

感覚だけで走っていた競技者時代から一変、市民ランナーになってから学んだウェルビーイングのコンテンツでは、理論を先に理解してから体で実践する、というやり方を知る。始めは理解できるか不安を持ちつつも、驚くほど効率的に走力が伸びていくことを実感し、ランニングにおける理論の重要性を痛感。

現在は市民ランナーのランニングにおける目標達成、お悩み解決のための情報発信や、ジュニアコーチングで中学生ランナーも指導し、教え子は2年生で滋賀県の中学チャンピオンとなり、3年生では800mで全国大会にも出場。

 

実績

京都府高校駅伝区間賞

全日本琵琶湖クロカン8位入賞

高槻シティハーフマラソン

5kmの部優勝 など

~自己ベスト~

3,000m 8:42(2012)
5,000m 14:57(2012)
10,000m 32:24(2023)
ハーフマラソン 1:08:21(2024)

​マラソン 2:29:44(2024)

bottom of page