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整形外科が絶対に教えてくれないLLLTと骨折治療の関係性

更新日:4月10日

 今回は、LLLTと骨折治療の関連性について書いてみたいのですが、皆さんは骨についてどのようなイメージを持たれているでしょうか?骨というのは、考えてみると結構面白い体の器官です。ちょっと偏見や固定観念も入れながらの執筆になりますが、分かりやすい対比で言えば、欧米は筋肉中心に人体をとらえ、日本人は骨を中心に人体をとらえるとする考え方があります。


 反論もあるとは思いますが、ウェイトトレーニングなんかは完全に欧米から入ってきたものです。ストロイド注射によって、筋肉ムキムキの体にするという考え方も欧米の考え方であり、アメリカでは短距離ランナーからメジャーリーガー、俳優まで大流行しましたが、日本ではそこまででもありません。筋肉が体を包み込み、筋出力が大きくなれば自然と身体能力は向上するという考え方です。あながち間違ってはいません。私も大人になってからの方が、小学生の時よりもおそらく野球は上手くなっているのですが、本質的に上手くなっているというよりはただ単に体が大きくなって、遠くまでボールを投げられる、遠くまでボールを飛ばせるというそれだけのことです。でも、理由は何であれ、実際に上手くプレーできるのであれば、筋肉によって野球が上手くなったと言えるでしょう。


 一方で、日本人は骨を中心にものを考えるので、それが言葉にも出ています。例えば、コツを掴むという言葉はもともとは骨を掴むです。言葉の由来には諸説ありますが、昔の治療家が骨の位置をチェックして、骨の位置を正常化して、痛みの治療に励んでいたという説や武士が闘う時に骨をどう使うかということを考えていたという説があります。個人的には、その総合だと思います。


 また体という字も古くはにんべんではなく、骨という字が左側に来ていました。そのくらい日本人は骨を中心に人体をとらえています。今でも日本体育大学の体は骨という字を左側に持ってくることがあります。現在では、大殿筋とハムストリングスで地面を押すイメージなどのように筋肉で説明することが多いですが、古武道などでは、どこどこの骨をこう使うイメージと骨で説明していたようです。柔よく剛を制すなどはその典型で、筋肉ではなく、骨を上手いこと動かして、力の強いものに勝とうという考え方です。


 そんな骨ですが、骨は体の中でも非常に硬く骨そのものは曲げ伸ばしが出来ず、皮膚のように伸縮もしないので、非常に無機質な感じがするのですが、骨も筋肉などと同じように骨芽細胞、骨細胞、破骨細胞などから出来ています。骨芽細胞は骨の合成や鉱化作用にとって非常に重要な細胞です。鉱化作用も骨の形成の一プロセスなので、平たく言えば、骨芽細胞という骨の赤ちゃんのような細胞があって、この子がすくすくと育っていくと丈夫な骨になるということです。


 骨細細胞は骨芽細胞が成長したもので、カルシウムをたくさん含んだ成熟した骨へと成長した骨です。破骨細胞は骨の再形成に欠かせない細胞で、古くなった骨細胞を吸収することで、骨を再形成します。骨は人体の中でも、何となく金属棒のような無機質なイメージがありますが、新陳代謝を繰り返し、日々生まれ変わっています。ちなみにですが、一応血管も通っています。


 骨折からの回復過程においては、組織の損傷に伴い、急性期の炎症反応が生じ、骨の再形成という過程をたどります。イメージとしては、完全に軟部組織と同じで、壊れた建物のがれきを除去して、新しく建物を立て直すというプロセスと完全に同じです。この過程においては当然、細胞の増殖、分化、成長といった過程が含まれます。


 そのように考えたときに、骨の怪我にも大きく2種類に大別することが可能で、1種類目はいわゆる普通の骨折で、軟部組織の故障で言えば、急性期の炎症です。このケースは交通事故で骨折したとか、コンタクトスポーツにおける骨折とかと同じです。陸上競技でもごくまれに、3000m障害の選手がハードルに脚をぶつけて骨折するというケースがあります。


 しかしながら、陸上選手に多いのは、どこかを強打しての故障ではなく、疲労骨折です。疲労骨折というのは、ある運動を繰り返すことで、局所的に負担がかかり、骨折してしまう現象です。よく例えられるのは金属疲労です。金属も曲げては伸ばしてを何回も繰り返していると、折れてしまうのですが、疲労骨折も同じ現象だという訳です。


 ただ、大きな違いは生体というのは新陳代謝を繰り返しているということです。先述の通り、骨も実は日々新しく生まれ変わっているのです。ですから、使いすぎたから疲労骨折するというふうに一概には言えません。否、もう少しきちんと日本語を書きましょう。使いすぎたら、疲労骨折するというのはほぼ同語反復ですね。~すぎというのはそもそも程度がはなはだしくて、もはや悪い状態のことを指す言葉ですから。


 正確に書くなら、何回跳んだら、何回投げたら、どれだけ走ったら、跳びすぎ、投げすぎ、走りすぎになるかは、生体における代謝プロセスと関連性があるので、一概には言えないということです。これが金属疲労なら材質が同じなら、だいたい何回曲げたら折れると正確な数字が出せるはずです。ですが、人間の体はそのようには出来ていません。


 実際に代謝に問題を抱えていると特にスポーツをしていなくても、骨が折れることはあります。代表的なものは骨粗しょう症です。骨粗しょう症については、説明は不要だと思いますが、骨の再形成のプロセスが正常に行われず、骨密度が低下する病気です。また骨に含まれるミネラルの量も少なく、折れやすいうえに、折れても治りにくいのです。極端なケースにおいては、咳をしただけで背中や胸の骨が折れるくらいです。


 そして、意外と知られていないのが、2型糖尿病です。2型糖尿病は膵臓のランゲルハンス島から分泌されるインシュリンというホルモンが分泌されなくなり、血糖値の