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走り方に関する残酷な真実を、知っていますか?

更新日:4月11日


 突然ですがあなたは「走り方を変えたら、長距離走やマラソンは速くなる」と思ったことはありませんか?


 TVに映るトップランナーたちの走り。伸びやかで、流麗。あぁ、あんな走り方で走れたらきっと、自分も速くなるのだろうなぁ。


 そんな想いを抱いたことはありませんか?


 私は、あります。かつて箱根駅伝や全国区のマラソンで先頭集団を走るトップランナーの走りに憧れ、TV中継が終わるや否やシューズを履き、走りに行く。さっき見たあの美しい走りを、真似してみる。そんなことを何度もやった経験があります。


 ですが、あえてここで残酷な真実を申し上げます。実は、長距離走やマラソンが速くなるために、走り方が占める重要度はせいぜい5%程度です。


 「いやいや、5%だなんて・・さすがにそんなことはないだろう」と思われたかもしれません。私も昔はそう思っていました。ですが、その事実に気がついてからは、私は走り方の改善に対して優先的に力を注ぐことは無くなりました。


 なぜなら走り方を変えるという行為は、本質的に速くなるわけではなく、エネルギーの浪費が少なくなるということに過ぎないからです。


 これを日常生活で例えて言えば、収入は増えていないのに、支出を減らす節約ばかり頑張るようなものです。


 仮に月の出費をたったの1万円に抑えられたとしても、収入が月に5千円しかなければ生活できませんよね。


 走りもこれと全く同じです。長距離ランナーにとっての「収入」とは、エネルギーを生み出す代謝の速さです。そして「支出」がエネルギーの浪費。つまり、走り方を改善することで、代謝によって生み出したエネルギーの浪費を減らすことは可能です。


 ただ、走り方をいくら改善したとしても、そもそも速く走るために必要なエネルギーを生み出す力が大きくないと、意味がないのです。走り方を改善しても、本来持っているパフォーマンスを発揮できるようにはなりますが、本質的には自分が持っている力以上に速くなることはありません。


 トップランナー達は、確かに走り方がダイナミックで、美しく滑らかで、完璧なように見えます。その走りの美しさで速さを生み出しているように思えますが、実態はそうではなく、彼らは走るために必要なエネルギーを生み出す力が非常に大きいことが前提にあり、かつそれを浪費しない走り方をしている、ということなのです。


 だから、長距離走・マラソンで劇的に速くなるためには、走り方の改善から取り掛かるのは非効率的なんです。全く無意味とはもちろん言いませんが、節約の方ばかり取り組んで、収入を大きくする(=そもそもの走力を大きくする)ことに取り組んでいないと、中々速くはならないのです。


ではどうやって生み出す力を大きくしていくのか?

 長距離走やマラソンにおけるエネルギーを生み出す力を高めていくには、とにかく代謝機能を改善していくしかありません。代謝とは私たちの体の中で起こる化学反応のことで、ものすごく平たく言えば、体内でエネルギーを作る営みのことを言います。


 そして代謝機能とは、大きく分けると二つの種類があります。一つは、酸素を使わない代謝(無気的代謝)で、もう一つは、酸素を使ってエネルギーを生み出す代謝(有気的代謝)です。


 長距離走やマラソンにおいては、とりわけ有気的代謝を使います。この有気的代謝の速度をいかに速められるかが、運動中に生み出せるエネルギーの総量を増やせるかどうかの鍵になります。より多くのエネルギーを生み出せるようになるということは、例えば今よりも同じ努力感で、より速く走れるということです。例えば、これまでは1km4分というペースで走ろうと思ったら、80%の努力感で走っていたのが、70%になったり、60%になったりするということです。


 そうです、つまりこれは、前と同じ感覚で走っているのに、ペースだけが上がっていくという最高の状況なのです。有気的代謝の機能向上で、そんな恩恵が受けられるわけです。


 そして、有気的代謝の機能は、有酸素トレーニングの量を増やしたり、強度をなるべく密度高く行ったりすることで向上していきます。つまり、コンスタントな有酸素刺激をかけることが重要です。


 とはいえ、がむしゃらにとにかく走る量をただ増やしたりとか、インターバルのような強い有酸素刺激をガンガンかけるだけではうまくいきません。むしろその中間あたりの負荷を中心にしながら、高強度から低強度の有酸素刺激をバランスよくかけていく必要があります。


 そして今後、もし、あなたが継続的にしっかり有気的代謝の機能向上をしていき、長期的に走力を高めていきたいと思われるなら、ぜひお勧めしたい書籍があります。それが「詳説長距離走・マラソンが速くなるためのたった三つのポイント」を読んでみてください。


 本書は長距離走・マラソンの記録を向上させる上で絶対に必須になる有気的代謝の機能を向上させるためのトレーニングについての情報はもちろん、そのトレーニング効果を最大にするための「リカバリー」「マインドセット」全ての基本原則について解説した本で、まさに長距離走・マラソンが速くなりたい全ての市民ランナーの為に書かれたものです。


 この本の著者である池上秀志は、プロランナーとして自分の脚で稼ぎ生計を立てるべく、世界の一流指導者、一流選手の元に直接行って指導を仰ぐため、ケニア、ニュージーランド、ドイツ、オーストリアなど海外を単身で飛び回ってマラソンが速くなる真理を追求しました。


 さらに洋書・和書問わず数百冊の本を読み込み、膨大な知識を身につけました。その結果として、彼は走り方ではなく「トレーニング」「リカバリー」「マインドセット」の3要素こそが、長距離走・マラソンで速くなるために必要な本質であると気づきました。なので本書では「走り方」に関する記述はありません。ですが私は、これは書店にあるどの本よりも本質を突いた本だと確信しています。


 またこちらの書籍は、入門書としての側面もあり、迷ったときにはいつでも見返せるようにデザインされています。


 本書は本来は1000円で販売しています。ですが、この記事をお読みいただいたあなたにもぜひ、ランナーとして見える景色が変わるこの感覚を味わっていただきたい、成功を応援したいという想いから、現在メルマガ登録で無料でデータをプレゼントさせていただいています。ランナーの方であれば、お手元にあって損はない一冊です。ぜひ、下記URLより受け取っていただけませんか?




 あなたの成功を、願っています。


ウェルビーイング株式会社副社長

らんラボ!代表

深澤哲也


追伸


 この記事を書いた私自身、本書で長距離走・マラソンの減速を学んでからは、走力が劇的に変わっていきました。実際、私のベストタイムは市民ランナーとして真剣に走り始めた3年前と比べてびっくりするくらい変わりました。



(3年前)

・5km→18分40秒

・10km→40分ちょっと

・ハーフマラソン→1時間28分

・フルマラソン→3時間16分


 ↓↓


(現在) 

・5km→15分25秒

・10km→32分24秒

・ハーフマラソン→1時間08分

・マラソン→2時間29分



 ぜひ本書があなたのお役にも立てることを願っております。


 
 
 

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ランニング書籍

講師紹介
​ウェルビーイング株式会社代表取締役
池上秀志

経歴

中学 京都府亀岡市立亀岡中学校

都道府県対抗男子駅伝6区区間賞 自己ベスト3km 8分51秒

 

高校 洛南高校

京都府駅伝3年連続区間賞 チームも優勝

全国高校駅伝3年連続出場 19位 11位 18位

 

大学 京都教育大学

京都インカレ10000m優勝

関西インカレ10000m優勝 ハーフマラソン優勝

西日本インカレ 5000m 2位 10000m 2位

京都選手権 10000m優勝

近畿選手権 10000m優勝

谷川真理ハーフマラソン優勝

グアムハーフマラソン優勝

上尾ハーフマラソン一般の部優勝

 

大学卒業後

実業団4社からの誘いを断り、ドイツ人コーチDieter Hogenの下でトレーニングを続ける。所属は1990年にCoach Hogen、イギリス人マネージャーのキム・マクドナルドらで立ち上げたKimbia Athletics。

 

大阪ロードレース優勝

ハイテクハーフマラソン二連覇

ももクロマニアハーフマラソン2位

グアムマラソン優勝

大阪マラソン2位

 

自己ベスト

ハーフマラソン 63分09秒

30km 1時間31分53秒

マラソン 2時間13分41秒

​ウェルビーイング株式会社副社長
らんラボ!代表
深澤 哲也

IMG_5423.JPG

経歴

中学 京都市立音羽中学校

高校 洛南高校

↓(競技引退)

大学 立命館大学(陸上はせず)

​↓

大学卒業後

一般企業に勤め、社内のランニング同好会に所属して年に数回リレーマラソンや駅伝を走るも、継続的なトレーニングはほとんどせず。

2020年、ウェルビーイング株式会社の設立をきっかけに約8年ぶりに市民ランナーとして走り始る。

感覚だけで走っていた競技者時代から一変、市民ランナーになってから学んだウェルビーイングのコンテンツでは、理論を先に理解してから体で実践する、というやり方を知る。始めは理解できるか不安を持ちつつも、驚くほど効率的に走力が伸びていくことを実感し、ランニングにおける理論の重要性を痛感。

現在は市民ランナーのランニングにおける目標達成、お悩み解決のための情報発信や、ジュニアコーチングで中学生ランナーも指導し、教え子は2年生で滋賀県の中学チャンピオンとなり、3年生では800mで全国大会にも出場。

 

実績

京都府高校駅伝区間賞

全日本琵琶湖クロカン8位入賞

高槻シティハーフマラソン

5kmの部優勝 など

~自己ベスト~

3,000m 8:42(2012)
5,000m 14:57(2012)
10,000m 32:24(2023)
ハーフマラソン 1:08:21(2024)

​マラソン 2:29:44(2024)

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