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女性サブ3ランナーに聞く!サブ3達成できた要因とブランク明けに重要なことは?


 私のYouTubeチャンネル「らんラボ!」では、鉢伏合宿のご参加の方からご希望の方にご出演していただき、『深掘り!ランナーさん』という企画を不定期で実施してますが、これには毎回個性豊かなランナーさんがお越しいただいています。


 そして、今回もまた、かなり個性的で、アグレッシブで、最高にクールなランナーさんがお越しくださいました。


 今回のゲストランナー様は、児玉 愛さんです。この児玉さんは、実はかつてフルタイムで働きながらサブ3を達成されており、かなりの実力派ランナーでもあります。ただ、この児玉さんの真の凄さは、サブ3を達成できるその走力もさることながら、その走力を支えているであろうあくなき向上心だと思います。


 児玉さんは、サブ3を達成したのちにお二人のお子様を出産され、その後の育児期間中なども含めるとその都度数年単位でのブランクが空いています。


 皆様もお分かりになるかと思いますが、長距離走というのはブランクが空くと難しい競技です。持久力というのはつきにくく、そして落ちやすいのです。球技であれば、経験者は何年か経っても素人と比べればうまいものですが、長距離走に関しては、かつて競技者としてやっていた人でも、数年空けば素人同然までパフォーマンスは落ちてしまいます。


 児玉さんは、サブ3を達成した時は働きながらも月間400㎞近く走るという、非常にタフなトレーニングをされていましたが、そうであってもその後のブランクがそれだけ空いてしまうと体力の低下は免れないでしょう。


 それでも、一人目のお子様の育児がある程度落ち着いて走り出し、一度は3時間4分まで戻されました。これはサブ3までまた復帰できるかなと思いながらも、二人目のお子様の出産・育児によりまたブランクが空いて、そこから4年ほど完全休養という形になられたそうです。


 そして現在は看護師資格の取得を目指して、看護学校に通いながら育児もしながらブランクを取り戻すトレーニングをしているという、まさにイーロン・マスク顔負けの多忙の中で日々取り組んでおられます。


 そんな児玉さんが、サブ3を達成できた要因は何だったのか、そして、ブランクがそれだけ空いて今走り出しているわけですが、また元より高いところまで戻すにあたって心がけていることは何なのか、インタビューしてきました。


 現在こちらの動画のフルバージョンは準備中なのですが、そのうちの一部を今回は特別に公開します!動画はこちらからご覧ください↓




 まずサブ3できた要因ですが、私が話を聞いていて思ったところとしては、まずは基本となる基礎持久力は十分に鍛えたうえで、基礎スピードをある程度しっかりと組み込んで、しっかりと体に速い動きを覚えこませることを継続されたことが大きいのではないかと思います。


 前提として、サブ3達成当時は月間400㎞程走られていたとのことですが、それに加えて、週1回以上は400Mインターバルなどの基礎的スピード練習を入れて、そして練習会において中強度以上の負荷のトレーニングが入っているとのことです。どうしてもこういう速いランナーのお話を聞くときというのは、高強度なインターバルなど目立つトレーニングに目が行きがちですが、月間400㎞をカバーできるだけの基礎的なトレーニングを日常的に積まれていたという点は見逃してはいけません。児玉さんは、しっかりと基礎の上に実践で使える刺激を組み合わせ、それが功を奏したのだと私は感じています。


 そして、ブランクから戻すときに児玉さんは体幹トレーニングや縄跳びなど、ランニング以外の普段やらなかった動きを取り入れているというお話もされています。これも個人的には大変すばらしい取り組みだと思います。


 人間の体には運動神経がたくさん通っていて、それが活発に機能する方が当然長距離走にも有利ですし、なによりブランクによって最もデメリットをこうむることは、元々できていた動きが出来なくなるという点にもあるわけです。そこで、こうした走る以外の補助的なトレーニングも有効に使うことで、身体全体の運動神経をより活発にさせて、より効率的にランナーとしての体を作り上げていくことの助けになるはずです。これはなにもブランクが空いている人に限った話ではなく、継続的に走っている市民ランナーの方でも、こうしたトレーニングを補助的に取り入れることで、全くやっていない人と比べると雲泥の差になって出てくると思います。特に、走りの安定感などにかなりあらわれるでしょう。


 今回は少し先行公開ということで一部だけのお披露目となりましたが、こちらの動画のフルバージョンは今週末あたりにYouTubeで公開できるかと思いますので、ぜひ楽しみにお待ちくださいね!


 最後にお知らせです。

 サブ3女性ランナー・児玉さんも日々実践するトレーニングアイテム『ランナーの為の体幹補強DVD』を、現在在庫限りの限定販売で販売しています。


 こちらは予約の取れないカリスマインストラクター・Syoko氏が効率的に体感部の筋力を高めるプログラムを組み、それをマラソンのプロである池上秀志氏が監修して完成しました。補強運動や筋トレもやった方がいいんだろうけど、何をやったらいいのかわからないというランナーの方は、迷わずこちらをお試しください。週2回・一日20分・2か月間の継続で、目に見えて効果が出ることを保証します。


 こちらの体幹補強DVDは、一枚たったの4000円で販売中です。ご購入はこちらからお願いいたします。




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ランニング書籍

講師紹介
​ウェルビーイング株式会社代表取締役
池上秀志

経歴

中学 京都府亀岡市立亀岡中学校

都道府県対抗男子駅伝6区区間賞 自己ベスト3km 8分51秒

 

高校 洛南高校

京都府駅伝3年連続区間賞 チームも優勝

全国高校駅伝3年連続出場 19位 11位 18位

 

大学 京都教育大学

京都インカレ10000m優勝

関西インカレ10000m優勝 ハーフマラソン優勝

西日本インカレ 5000m 2位 10000m 2位

京都選手権 10000m優勝

近畿選手権 10000m優勝

谷川真理ハーフマラソン優勝

グアムハーフマラソン優勝

上尾ハーフマラソン一般の部優勝

 

大学卒業後

実業団4社からの誘いを断り、ドイツ人コーチDieter Hogenの下でトレーニングを続ける。所属は1990年にCoach Hogen、イギリス人マネージャーのキム・マクドナルドらで立ち上げたKimbia Athletics。

 

大阪ロードレース優勝

ハイテクハーフマラソン二連覇

ももクロマニアハーフマラソン2位

グアムマラソン優勝

大阪マラソン2位

 

自己ベスト

ハーフマラソン 63分09秒

30km 1時間31分53秒

マラソン 2時間13分41秒

​ウェルビーイング株式会社副社長
らんラボ!代表
深澤 哲也

IMG_5423.JPG

経歴

中学 京都市立音羽中学校

高校 洛南高校

↓(競技引退)

大学 立命館大学(陸上はせず)

​↓

大学卒業後

一般企業に勤め、社内のランニング同好会に所属して年に数回リレーマラソンや駅伝を走るも、継続的なトレーニングはほとんどせず。

2020年、ウェルビーイング株式会社の設立をきっかけに約8年ぶりに市民ランナーとして走り始る。

感覚だけで走っていた競技者時代から一変、市民ランナーになってから学んだウェルビーイングのコンテンツでは、理論を先に理解してから体で実践する、というやり方を知る。始めは理解できるか不安を持ちつつも、驚くほど効率的に走力が伸びていくことを実感し、ランニングにおける理論の重要性を痛感。

現在は市民ランナーのランニングにおける目標達成、お悩み解決のための情報発信や、ジュニアコーチングで中学生ランナーも指導し、教え子は2年生で滋賀県の中学チャンピオンとなり、3年生では800mで全国大会にも出場。

 

実績

京都府高校駅伝区間賞

全日本琵琶湖クロカン8位入賞

高槻シティハーフマラソン

5kmの部優勝 など

~自己ベスト~

3,000m 8:42(2012)
5,000m 14:57(2012)
10,000m 32:24(2023)
ハーフマラソン 1:08:21(2024)

​マラソン 2:32:18(2024)

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