そもそもスピードを出すのがしんどいという人がやるべき練習とは?
- 深澤哲也(ウェルビーイング株式会社副社長)

- 6月25日
- 読了時間: 23分
更新日:6月26日
あなたはスピードを出すということに対して、抵抗感を抱いたことはありませんか?
例えば、私は普段からフルマラソンでタイムを出すためには、そもそも基礎スピードとして5000mの走力が伸びないときついというお話をしております。マラソンでサブ3したいなら、5kmあたりのペースは21分15秒となるわけですが、このペースでマラソンを押し切ろうと思ったら、できれば単発の5000mではマイナス2分、つまり19分15秒くらいでは走れていたいわけです。
こういう場合において、そもそも19分15秒(1kmあたりは3分51秒)のペースで走ること自体がしんどいんだよ、というお悩みを持ったことはありませんでしょうか?
もっと細かく区切って考えてみましょう。3分51秒ペースということは、400mあたりはおよそ1分32秒、200mあたりはおよそ46秒、100mあたりはおよそ23秒、そもそもこのスピードを出すこと自体に余裕がない、というケースは珍しくないのではないかと思います。
そもそもそのスピードを出すこと自体苦しければ、当然ながらそれで長い距離を走ることはできませんし、何ならそのペースで5kmとか走り続けるようなイメージすら持てないことでしょう。
おそらく私のブログを読んでいる方であれば、持久力が強化されていく感覚はすでにお持ちの方が多いかと思いますが、そもそも自分のトップスピードと言いますか、速さの上限を上げていくことに対するイメージはイマイチ持てないという方も意外と多いのではないでしょうか。
実は私自身もこれについて課題を感じていました。というのも、私は5000mで14分台のタイムを出すことを目標にしているのですが、そのためには1kmあたり3分を切って走り続けないといけません。ただ、この3分ペースに対する余裕がなかなか上がらなかったのです。そもそも1km3分ペースで走ること自体がまあまあしんどい、みたいな状況がずっと続いていました。
これを解決するためには、もはや持久力の改善だけでは難しいです。そこには「トップスピードの改善」ということが必要になるからです。というわけで私もあなたと同じ悩みを持つ一人のランナーとして、日々あれやこれやと試行錯誤しながら練習を積んできました。
そして、そんな取り組みをかれこれ2年くらい続けてきたのですが、その結果として1km3分ペースを切って3000mまでは走れるようになりました(3月に3000mで8分56秒をマーク)。少しずつですが、速い動きに対する耐性がついてきたのです。
そんな経験も踏まえ、今日はあなたに「そもそものスピードを高めるための方法」についていくつかお話ししたいと思います。
前提:トップスピードを高めるために必要な要素
その方法論をお話しする前に、そもそもトップスピードとはどういった要素で決まっているのかをお話しさせてください。
これは大きく二つの要素から成っていて、まず一つが「最大筋力」、もう一つが「走技術」です。
一つ目の最大筋力から説明していきます。これは読んで字の如く自分の最大出力のことで、それだけの筋出力を出せるか、という話になってきます。これは筋繊維一本一本の太さや、また動員される筋繊維の数がどれだけ多いかによって決まってきます。
まず、筋繊維の太さについてはイメージしやすいと思います。これはいわゆる筋トレして筋肉が大きくなる、あれのことです。世界陸上とかみていてもわかると思いますが、基本的に距離が短くなるほど選手の体つきはごついですよね。あれは距離が短いほどより速いペースで走る必要があるため、それに準じたトレーニングをした結果、相応の筋繊維の太さに筋肥大しているのです。
だから、エリウド・キプチョゲさんとウサイン・ボルトさんの体つきを比べたらもう一目瞭然で、あれは両者がレースで求めるスピード(すなわち筋出力)の大きさが異なるゆえ、その結果として筋繊維の太さも全く変わることでそうなっているのです。
だから、そもそもトップスピードを上げるにはある程度筋繊維を鍛えていくことが重要なのは確かです。しかしながら、私たちは長距離ランナーです。ほとんどの方はマラソンをメインにされているでしょう。となれば、必要以上に筋肉が重くなってしまうのは、むしろデメリットなんです。長距離ランナーにとっては、筋肥大は避けるべきことなのです。
では我々長距離ランナーは最大筋力の強化はできないのか?実は、そんなこともありません。なぜなら、動員される筋繊維の数を増やすという方法があるからです。これはもう少し厳密にいうと、筋繊維そのものというよりは筋繊維を動かしている「運動単位」というものがより多く動員されるようになる、ということです。
ここで、運動単位というものについて簡単に説明します。私たちが普段体を動かす時には必ず筋肉が動くわけですが、このとき筋繊維が伸縮して筋肉を動かしています。そして、筋繊維を動かす役割は運動神経が担っています。
例えば、腕を曲げようと思ったときには脳が運動神経に対してその指令を送ります。そして、指令を受けた運動神経が該当の上腕二頭筋なり上腕三頭筋なりに電気信号を送って、筋肉を伸縮させて腕が曲がるというわけです。
この運動神経と筋繊維をまとめて「運動単位」と呼びます。実は運動神経一本あたりに筋繊維は約300本ほどついていると言われています。イメージとして、以下の画像を作成しましたのでご参照ください。

私たちの体の中にはこの「運動単位」が無数に存在し、これがより多く動員されることでより複雑かつ速い動きが可能になるのです。
今私が「より多く動員」という言葉を使ったのですが、実はここに鍵があります。運動神経や筋繊維の数自体は人間そこまで差がないのですが、これがどれだけ動員されるかということには人によって大きな差があるのです。そして、その差は先天的な差もありますが、後天的な努力によっても変わってくるのです。
要するにここで言いたいのは、動員される運動単位をより多くしていくことで、私たち長距離ランナーでもトップスピードを高めることができる、ということです。それも、必要以上に筋肥大せずに。
例えば、もしあなたが今この運動単位が全部で100あるうちの20しか動員できていなかった場合、これを後天的なトレーニングで30にしたり、40にしたりすることができれば、間違いなくトップスピードは上がるでしょう。ちなみに、これはトップスプリンターであっても100すべてを動員することは難しいと言われています。トップスプリンターでさえ、70%くらいだそうです。
ただ、ここで重要なのはあなたの最大値を目指すということではなく、今あなたが動員できている割合を少しでも向上させるということです。少し、思い出してみてください。あなたが最後に全力でダッシュしたのは、いつでしょうか?もう遠い昔の話ではないでしょうか?学生時代の体育祭以来だという方も少なくないのではないかと思います。
そう、この運動単位も結局のところ、使わなければ衰えてしまうのです。つまり、長らく速い動きをしていなかったり、運動単位を多く動員する機会がなければ、どんどん動員できる数は少なくなってしまうのです。これが、大人になってから走り始めたランナーの方で、速いスピードで走るのが苦手な方が多い大きな原因だと私は見ております。
実際私もそうです。高校時代くらいまでは、例えば400mで60秒を切る(2分30秒/kmペース)ということはそこまで難しくありませんでした。しかしながら今は、400mを一本全力で走ってもそれができるかどうかのスピードしかありません。持久力については高校時代よりも確実に向上しているのですが、スピードについては明らかに昔よりも落ちています。
これは最大筋力、とりわけ速い動きをした時のこの運動単位の動員数が昔よりも少なくなっていることが原因ではないかと思っています。そうなれば、やることは単純です。運動単位をより多く動員させるようなドリルや取り組みを普段の練習に組み込んでいくのです。
そしてもう一つ「走技術」ということもお伝えしました。これは長距離走における走技術とは少し考え方が違います。長距離走における走技術では、とにかく無駄な力を抜いて楽に走り続けるということが重要なのに対し、短距離的な、トップスピードを出すための走技術では、疲れても良いから地面にしっかり力を伝え、地面からより大きな力をもらうということが非常に重要になってきます。
まあ、これについては長距離ランナー、特にマラソンをメインにやるランナーとしてはあまり目指さない方が良い部分もあります。というのも、結局疲れる走りを習得してしまうとマラソンランナーとしては致命的だからです。
ただ、今あまりにもスピードが出せないとか、そういった悩みを持っている方については少しは地面との力の伝達の感覚を掴んでおくことは良い方向に作用する可能性もあります。地面に力を伝える云々というよりは、地面に対してうまく力を伝えるためには、結局のところ上半身と下半身の連動がうまくいっていて、体の使い方が上手くある必要がありますから、その技術が向上して損はありません。
では、ここからはこれらの要素を満たしていくために使える方法論をいくつか紹介させていただきたいと思います。
1:スプリントトレーニング
まずはスプリントトレーニングを紹介させてください。
これは端的に言えば全力ダッシュです。本当の全力なので、距離にして60~80mくらいが良いと思います。実は人間、本当に全力を出し続けられるのは80mくらいまでなんです。100mであったとしても実は最後の方は失速しているのです。
もし機会があったら、一度100mを全力ダッシュしてみてください。100mって、全力で走るには意外と長いですよ。最後の方は確かにペースが維持できなくなることを感じるので、面白いです。
まあそんな話は置いておいて、この60~80mくらいの全力ダッシュを定期的にやってみるというのは最大スピード向上にはとても使えます。これをすることで先述した最大筋力の向上、また走技術改善どちらにもつながります。
特に、全力の動きをすることで、全力の動きにおける運動単位の動員というところにつながります。トップスピードを出すために、否が応でも脳や神経回路が運動単位を総動員しようとしてくれるので、あなたが動かせる運動単位の数も多くなることは間違い無いでしょう。
ただ、もしあなたが普段全く全力の動きをしていないなら、まず間違いなく最初はうまく全力ダッシュができないと思います。正確に言えば、全力のつもりで全力が出せていない、という状態になります。これはあなたの脳や神経回路に「全力」の動きのデータがないことが原因であり、端的に言えば全力の出し方を忘れてしまっているからです。
ただ、安心してください。繰り返していけば徐々に、全力ダッシュができるようになっていきます。具体的なやり方としては、低強度走や中強度走の後に、60~80mくらいのダッシュを3本くらい入れる感じで良いと思います。ダッシュしたら帰りは歩いて帰ってきて、またダッシュ。それを3本くらいやる、というので十分だと思います。頻度は週に2~3回が望ましいですが、慣れないうちは1回でも良いと思います。
え?たったの3本?と思われるかもしれませんが、最初は必ずそれくらいからスタートしてください。むしろいきなり10本とかやったら、故障のリスクが上がります。あと、3本だとしても筋肉痛になる可能性は全然ありますので、なんなら1本からスタートでも良いくらいです。徐々に慣らすことを意識してください。
2:坂ダッシュ
次に坂ダッシュです。もしあなたの練習場所に坂があるなら、平地でのスプリントトレーニングよりもこちらの方が良いかもしれません。なぜなら坂道で行うことで、故障のリスクを下げられるからです。
基本的に効能は1つ目に紹介した平地でのスプリントトレーニングと同じですが、上り坂に向かって走る分、重力に逆らって自分の体重を持ち上げる動作が必要になるため、より最大筋力の強化につながります。
加えて、上り坂では全力で行ったとしてもペースが落ちるため、故障のリスクが下がります。全力ダッシュになれていない方は、まずはこの坂ダッシュから始めてみる方が良いかもしれません。
このやり方も1つ目のスプリントトレーニングと同じく、60~80mくらいの距離で3本くらいで良いと思います。強度は全力です。ただ、坂道ではペースは出鱈目になるため、そこは気にしないでください。主観的に全力でいけていればそれでOKです。
頻度についても1つ目のスプリントと同じで、週に2~3回を目指しつつ、慣れないうちは1回からスタートでも良いと思います。
傾斜についてはあまりきつすぎても動きそのものが平地と完全に変わってしまうので、5~10%の間くらいが理想的かと思います。ただこれについては自分でコントロールできる話ではないので、お近くの坂の形状に合わせてやりやすい傾斜を選んでいただければと思います。
3:ジャンプ系のドリル
次にジャンプドリルをお伝えさせてください。これも最大筋力の強化、走技術改善につながる取り組みで、スピードを高めるためにはとてもおすすめな方法です。
ジャンプドリルはいろんなやり方があるので、具体的には私の講義「スピード維持・向上講座」をご覧いただければと思うのですが、とにかくこのジャンプドリルでは地面に足がついた瞬間に最大の力を加え、地面からうまく力をもらうという感覚を養うことができます。
また、階段や段差があれば、そこを使って段差に乗ったり降りたりするジャンプを例えば1分間やり続けて、30秒休憩して、またそれを1分間やる、みたいなやり方を合計3setくらい、これを低強度走や中強度走が終わった後に筋トレ的な立ち位置で行うのも良いと思います。頻度はこれも週に2~3回できれば良いですが、慣れないうちは1回からスタートすると良いでしょう。
ちなみに私はこのジャンプドリルを取り入れてから、明らかにスピードに対する余裕度が上がっていき、またトラックレースなどではラストスパートが有意に効きやすくなりました。
4:ラダートレーニング
次にラダートレーニングを紹介させてください。
ラダーとは直訳すると「はしご」ですが、その名の通りラダーというのは縄梯子のような器具のことで、これを地面に敷いてそこを跨いだり飛んだりいろんな動きをするドリルとなります。(下記動画参照)
このラダーは最大筋力というよりは、運動神経の向上や、運動単位の動員数の向上などに役立つとみております。これは陸上部よりも、サッカー部やバスケ部など球技系のスポーツでよく用いられるドリルなのですが、私の母校である洛南高校では取り入れておりました。
そして、このラダーは個人的にものすごく効果があると感じています。実際、私が開催しているらんラボ練習会や、滋賀県での毎週末のコーチでは必ずラダーを実施しているのですが、ここに通ってこれをやってくださっている方は本当にどんどん走り方が良くなっていっています。
加えて、中学生にもこれをさせているのですが、本当にこのラダーが上手い選手はレースで練習の2割増くらいの力を出してきます。例えば、私の教え子の中で最も傑出した成績を出した石原向規くん(現在:洛南高校)なんかはラダーが飛び抜けて上手かったです。
案の定彼は800mで全国大会2番、1000mで全国大会優勝、800m、1500mで滋賀県中学新記録を樹立して卒業していきました。現在は洛南高校で2年生エースの一角を張っていて、今夏の高校の全国インターハイでも入賞候補者となっています。
特に私がラダーで素晴らしいなと思うのが、いろんな動きを同時にする必要があるということです。例えば、速い動きをするときに最もネックになるのが、上半身と下半身の神経回路が合致しないということなのですが、ラダーをやっているとそれが自然に合致していきます。
そのため、ラダーをやってから全力ダッシュしたり、また普通に長距離用のインターバルトレーニングをすると、動きが明らかに良くなるのです。
このラダーについても私の「スピード維持・向上講義」で解説、または私が開催するらんラボ練習会で毎回行っていますので、興味がある方はぜひご参加ください。
5:スキップ
次にスキップをお伝えさせてください。
おそらくですが、あなたが今頭の中で想像しているスキップと、私がここでいうスキップは全く異なると思います。多くの方がスキップと聞いて想像するのは、アルプスの少女ハイジのオープニングで流れるあの感じのやつだと思います。
違います。このドリルにおけるスキップは、力の方向を上ではなく斜め前に統一させ、とにかくスピーディに脚を入れ替えて進んでいくことを大事に行っていきます。
これはもうみてもらった方が早いので、良い例のスキップと悪い例のスキップをそれぞれ動画でお届けします。
↓
良い例
悪い例
良い例では脚の入れ替えがスムーズで、力が前に前に進んでいること、また接地したところに腰がすぐ乗ってきていることが特徴的ですが、悪い例では力が上に逃げてしまっていて、腰が全然入っていないことがわかるかと思います。なお、池上の名誉のためにお伝えしますと、池上は悪い例をあえて演じております(笑)
スキップは実はランにかなりつながる非常に重要なドリルなのですが、このように正しいスキップでやらないと全く意味がありません。
実はこのスキップについては、この良い例の方で美しくやってくださっている女性の方、冨本美月さん(元早稲田大学競走部のハードル選手、全国大会入賞10回、アジア大会日本代表で銅メダル獲得)というスーパーハードラーの方に解説と実演をしてもらった講義動画を作成しております。もし気になる方はこちらが完成したらぜひ受講してみてください。
6:バウンディング
最後にバウンディングをお伝えします。
バウンディング自体は聞いたことある方は多いと思います。バウンドという通り、一歩で地面から大きな力を得て弾むように前に進んでいくドリルのことです。
これもスキップと同様、脚の入れ替えをスムーズにすること、また上半身と下半身の連携を強めることに加え、地面からの力を最大限無駄なく獲得してそれを前方向の力に変えるという走技術を獲得することに役立ちます。
特に、私はこのバウンディングについて思うのは、厚底シューズをうまく使いこなすためにはこれができないとダメなのではないかということです。なぜなら厚底シューズは、地面に接地した時の力を即座に、うまく前方向に変換する必要があるのですが、バウンディングはその感覚をドンピシャに掴むドリルだからです。
実際、厚底シューズを履いている方をレースで見ていたりすると、全然力の方向が前にいっていないことによってその恩恵を受けるどころか、むしろ力が上に逃げてしまうのを助長して、無駄なロスをより大きくしてしまっているケースが珍しくありません。まあ、マラソンの30km以降の話になってくるとこれは走技術というか筋持久力の問題になってくるのでまた別の話なのですが、脚が元気な状態であると仮定して、そもそも厚底シューズを最大限活かすには地面からの力の方向を前に集中させる技術が必要になります。
バウンディングをすることでその力が間違いなく向上すると思っていますし、トップスピードを上げるにはこれは必須の力だと思います。
では、このバウンディングについても良い例と悪い例をお見せしましょう。
良い例
悪い例
これもスキップ同様、良い例と悪い例では明らかに力の方向が違います。しっかり腰が入ってくること、一歩で最大の力を得られることが必要なのですが、これも正しくやらないと意味がないので、速さよりも丁寧に感覚を掴むことを大切に行ってください。
あとは、接地の音にも注目してみてください。冨本さんがされているバウンディングでは、接地の瞬間にボンっと体重が乗り込んだ音がしています。池上がやっている悪い例では、力の方向がバラバラなので、接地の瞬間に力が集中せず、音も力強くないことがわかります。うまくできているかどうかは、音に注目することでも判別することができるのです。
こちらのバウンディングについても、冨本さんによる講義動画でより解説して実演動画もお届けしますので、ぜひチャレンジしてみたい方はご受講ください。
まとめ
そんなわけで今回は、そもそもスピードを出すことがしんどいうという方がやるべきことをいくつかお伝えさせていただきました。
まず、スピードを出す、トップスピードを高めるというのはどういうことか、その原理をご理解いただき、その上で使える方法論として今回お伝えしたことがお役に立てましたらとても嬉しいです。
実際のところ、フルマラソンにとって最大スピードは直接的な相関関係はほぼありません。しかしながら、フルマラソンと5000mの相関関係は非常に強いです。そして、5000mを速く走るためには、やはりある程度「速く走る」こと自体に体が慣れていないと厳しいところはあります。
最近は特にマラソンのために5000mに取り組む方も増えてきている印象ではありますが、5000mの走力が頭打ちにならないよう、このトップスピードを高めるということも「基礎の基礎スピード」として、特にこのマラソンレースがないこれからの夏の時期に補助的にでも取り入れていただけると非常に良いかと思います。
そして、最後にもしあなたがこれから速く走ることに対して体を慣らしていきたい、もっとトップスピードを高めて5000mの走力アップ、その先のマラソンの記録向上に繋げたいと思われるなら、2つのご提案をさせてください。
まず一つが、私の作った講義「スピード維持・向上講座」にお申し込みいただくことです。ここでは最大スピードというものについてもっと詳しく解説し、いかにしてそれが高まっていくのかという理論から説明し、その後体操からジャンプドリル、ラダートレーニングなどいくつかの方法論まで解説した内容となっております。
何よりこの講義は「昔よりも明らかにスピードが出なくなったことをなんとかしたい」という私自身の悩みから出発して作ったものなので、そもそもスピードが出しづらいと悩んでいる方にとってはきっとお役に立てるものだと確信しております。
こちらの講義の受講費用は3,980円(税込)です。実はもう受講生様の募集は締め切らせていただいていたのですが、これからスピードを鍛えるには良い時期となりますので、期間限定でまた受講生様を募集させていただきます。こちらの募集は予告なく終了することがありますので、ぜひご興味のある方は今すぐ下記より詳細をご確認ください。
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そしてもう一つの提案は、この週末に限定販売させていただく冨本美月さんによる動きづくり講義「日本代表が教える!走り方改善講義」をご受講いただくことです。
こちらは元早稲田大学競走部という、日本屈指の陸上名門大学でかつてハードラーとしてご活躍され、そのキャリアの中で全国大会入賞10回、アジア大会の日本代表になって銅メダルも獲得されたご経験を持つ元日本トップスプリンター、冨本美月さんに講師をしていただく講義動画となっております。

内容としては、元超一流スプリンターの冨本さんより、体の使い方を向上させ、より楽にスピードを出すための短距離系のドリルについて実演解説をしていただいています。
もしかすると、長距離選手が短距離系のドリルをやることに意味はあるのか?という疑問を持たれる方もいらっしゃるかと思います。
もちろん、大いにあります。というのも、最大スピードを構成するのは「最大出力」そして「走技術」の二つが主な要素なのですが、これらは短距離系のドリルをやることで改善されることが非常に多いからです。
まず、最大出力についてですが、これを構成する要素は最大筋力、そして速い動きに対する神経回路の構築の二つがあります。最大筋力とは筋繊維一本一本の太さから出せる力になりますが、これについては長距離ランナーはあまり大きくすべきではありません。筋肥大すると出力は確かに上がりますが、その分重くなるため、必ずしも長距離ランナーにとって有利に働くとは限らないからです。
一方、速い動きに対する神経回路の構築はやっておいて損はありません。思い返してみてください。あなたが最後に全力の動きをしたのはいつでしょうか?学生時代の体育祭以来、なんて方も少なく無いのでは無いでしょうか?
もしあなたが長らく全力の動きをしていないなら、おそらく速い動きに対する神経回路が眠ってしまっている可能性が高いです。人間の体は、使わない機能はしまっておく性質を持っているからです。だからこそ、大人になって走り始めた方の大半は、長く走ることは大丈夫だけど、速く走ることには抵抗がある、というケースが多いのです。
そこで短距離系のドリルを取り入れることで、速い動きに対する神経回路が構築され、スピードが楽に出せるようになります。これはただ長距離走の練習をやっているだけでは達成できないことです。何らかの別の刺激を体にかける必要があるのですが、そこで短距離系のドリルがとても役に立つというわけです。
加えて、短距離系のドリルをやることで走りが整い、走りの感覚が変わったり、上半身と下半身の連動がうまく行って綺麗な走り方に変わります。実際こうしたメリットから、トップマラソンランナーでも少なく無い選手が短距離系の動きづくりをトレーニングに取り入れています。
ただ、弊社では池上も私も、短距離系のドリルは経験がなく、これまでそういった講義を作ることができませんでした。ドリルはイメージが大事ですから、正しい動きで、かつ綺麗な動きでやってくれる「見本」が必要なのです。その点から池上や私ではそれができなかったのです。
しかしこの度、冨本さんが人肌脱いでくださいました。早稲田大学時代、あの大迫傑さんも先輩として慕っていたという冨本さん(確か大迫さんの3学年上だったと聞いています)は、腿上げやスキップ一つとっても動きがまるで違います。冨本さんご自身ももちろん美しいですが、そこから繰り出される動きの美しさは息を呑むほどです。
そんな彼女から最高のお手本を見せてもらって短距離系のドリルを行い、走り方を改善したい方、楽にスピードを出せるようになりたい方は、ぜひこちらの講義動画をご受講ください。
実際の講義の内容は以下のとおりです。
・はじめに
・準備運動(股関節を動かすドリル)
・動きづくり1:2ステップのもも上げ
・動きづくり2:もも上げ
・動きづくり3:ランジ
・動きづくり4:スキップ
・動きづくり5:バウンディング
・最後に:冨本美月さんからあなたに向けたメッセージ
*一つあたりの動画は2分~10分程度なので、忙しい方でも何度も反復して手軽に見ることができます!
なお、こちらの講義動画をご受講いただくことで得られるメリットは、以下のとおりです。
・上半身と下半身の連携が促され、より効率よく速く走れるようになる
・トップスピードが高まり、速いペースに対する余裕度が向上する
・神経回路が書き換わり、走り方が綺麗になる
さらに、冨本さんは現在、日々子育てを奮闘されながらもミセスグランプリに輝き、この夏アメリカのシカゴで行われるミセスインターナショナルという世界大会へと挑戦されます。まさに陸上のみならず美の世界でも世界で戦うスーパーマンです。
そんな一流スプリンター・冨本美月さんから教わるこちらの走り方改善講義は6月26日(金)〜6月28日(月)の三日間限定で受講生様を募集させていただき、受講価格は2,000円(税込)といたします。
お支払い方法はクレジットカード、ペイパル、銀行振込よりお選び頂け、お名前や講義をお届けさせて頂くメールアドレスをご入力頂くだけでたった5分ほどで完了します。
クレジットカードとペイパルでお申込み下さった方は自動返信メールで、銀行振り込みをお選びいただいた方には入金を確認後、手動でメールにて講義をお送りさせて頂きます。
キャリアメール(ドコモ、ソフトバンクなど)の場合はごくまれにこちらからお送りさせて頂いたメールがはねられてしまい、届かないことがあります。お申込み頂いた直後(10分以内)に注文の確認メールが届かない場合はお手数をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんがこちらをクリックして、問い合わせページに入りその旨お申し付けください。
準備が出来次第、下記のページにて受講生様を募集させていただきますので、ぜひ引き続き続報をお待ちくださいませ。
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それでは、今回のブログがお役に立てましたら幸いです。
ウェルビーイング株式会社副社長
らんラボ!代表
深澤哲也












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