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今だけ紙の書籍も無料でプレゼント!
これまで電子書籍として販売していました『詳説長距離走・マラソンが速くなるためのたった3つのポイント』を紙の書籍化しました。第一版は100部限定で販売いたします。
今回は紙の書籍化ついでに、何故私がこの書籍を書いてみようと思ったのかを少しお話させてください。何故か、あまり知られていない他のスポーツと長距離走・マラソンの最も大きな違いは、長距離走・マラソンの場合は、走り方はあまり重要ではないということです。
重要か重要じゃないかで言えば、走り方も重要なんですよ。ただ、それが結果に与える影響はごく一部でしかありません。そもそもの話をすすると、人間の体は何度も同じ動きを反復していると、その動きを効率よくやるという習性があるんです。
特に、苦しい場面を体に経験させれば経験させるほど、身体は楽に動ける動きを覚えていきます。種目によっては、楽を覚えてはいけない種目もあるのかもしれませんが、長距離走の場合はペースが同じであれば、楽に走れれば楽に走れるほど良いんです。そんな訳で、走っているうちに自然と理に適った動きになっていきます。
確かに、レベルが上がれば、もう少し走り方に介入していくと、大きく化ける選手も出てくるのですが、そのためには動きづくりや補強などにも取り組まないといけませんし、市民ランナーの方にとっては最後の最後で良いでしょう。
また、競技者の間でも、効率のみを重視して、走りこまずに動きづくりやサーキットトレーニングばかりしている選手は、確かに短い距離は綺麗に走りますが、長い距離になるとまるで別人のようになっている選手も少なくありません。
結局のところ、ハーフマラソンやマラソンでは、ある程度走り続ける中で体で覚えていくことも必要ですし、後は筋持久力がなければどうしようもないんです。とにかく継続的に走り続けながら、スピードワーク、登坂走、クロカンなど総合的に色々な練習を取り入れ、色々な神経回路と筋肉を発達させていくのが良いと思います。
一方で、ゴルフや野球ならどうでしょうか?やはりまずは打ち方から習うでしょう。グリップ、スタンス、構えの位置、テイクバック、インパクト、フォロースルー、それが出来て初めて、野球ならタイミングの取り方や配球の読み方など次のステップに進んでいくのでしょうし、ゴルフなら狙ったところにボールを落とせる技術やパット、スライス、フックなどを習得していくのでしょう。
もう一度話を戻すと、長距離走・マラソンはちょっと異質なんです。他の種目は先ずは打ち方や投げ方などの基本の形から入りますが、長距離走・マラソンは走り方はそれほど重要ではありません。走り方が全体の結果に占める割合は少なく、もっと別のアプローチが必要になります。では、そのアプローチとは何でしょうか?
それをまとめる入門書があったら良いのになと私は思った訳です。同時に迷ったら、そこに戻れるような教科書が欲しいなとも思いました。
長距離走・マラソンに関しては私も専門馬鹿になっている面がなくはないです。そこで、長距離走・マラソン以外での私の趣味やスキルを身に付けていく過程を思い起こしてみました。
私が人生で一番初めにのめりこんだのは将棋です。先ずは父親に駒の動かし方を教えてもらいました。そして、詰将棋の本と入門書を一冊ずつ買ってきてくれました。詰将棋は勝負の終盤に最短で勝負を決める基本の形を学ぶための本です。入門書の方には矢倉や穴熊、四間振り飛車などの基本の陣形が解説されており、勝負の序盤の展開について学べます。
基本となる序盤と終盤の闘いを頭に叩き込めば、あとはそれを応用していけば良いという寸法です。
次にのめりこんだのは、野球です。これも父親が守備と打撃について入門書を一冊ずつ買ってきてくれました。守備なら、捕球する時のグラブの向き、捕って投げるまでの基本のステップの踏み方、打撃の方は大きく分けると、構え、テークバック、トップ、振り出し、インパクト、フォロースルー、フィニッシュの7局面があり、それぞれスクエア、オープン、クローズドの3スタンスがあり、バスター、バントなどの小技の仕方も書いてあります。
英語はどうか?中学、高校、大学で必修科目を修了した私はまったくといって良いほど英語が話せず、自分に失望していました。そこで、何を始めたかというと松澤喜好さんという方が書いた本に出会い、全ての母音と子音を正しく発音できるまで何度も反復練習したのです。SならSの音だけ、thならthの音だけを正しく発音できるまで、100回以上発音します。退屈なことこの上ありません。しかし、それを100回以上発音します。
それを母音と子音全ての音でやると、次は単語に挑戦です。それが出来たら、文章に挑戦です。それが出来たら、同じ一つの英語の曲を100回黙って聞きます。次に歌詞を見ながら100回聴きます。それができたら、歌詞を見ながら100回歌います。そんな気の遠くなるような反復を重ねてみると、あら不思議、聴き取れなかった英語が聞き取れるし、通じなかった英語が通じるようになっているではないですか。
確かに他の人がやらないような反復練習に取り組んだのは事実ですが、中学から8年間勉強しても出来なかったことが、わずか半年くらいで出来るようになったわけですから、感動しました。こうなってくると、嫌いだった英語が面白くなってきます(英語は私が人生で唯一1をとった科目です)。
セールスもそうです。私は商品を作成することにはそこまで抵抗はなく、寧ろ大好きなのですが、作った商品を売ることが出来ませんでした。営業されている方がいらっしゃったら、申し訳ないのですが、私は以前はセールスパーソンにあまり良いイメージを持っていませんでした。自分がやることは絶対にないと思っていました。
しかし、ランニング界でも、間違った情報や無益な情報がはびこるのを見て、やっぱり役立つ情報があるなら、売れないと駄目だなと思い、一念発起した訳です。そうして、アメリカのジョルダン・ベルフォートという方からセールスを学んだのですが、そこでセールスの構造を学びました。打撃に7局面あるのと同様、セールスには第一接触、見込み客(興味のある人)の収集、見込み客の情報収集、プレゼンテーション、第一クロージング、再プレゼンテーション、ファイナルクロージングの7局面があるということを学びました。
この7局面に応じて自分が何をしているのか、理解することで、私には全く違う世界が広がりました。自分では無理だと思っていた商品販売に成功し、そこに私独自の応用を加えてランニングブログの分野を確立することが出来ました。
少しいきさつが長くなりましたが、私は私の専門外の分野ではこのように入門書を活用してきたわけです。ならば、私の専門分野である長距離走・マラソンでも入門書が役立つのは当然でしょう。ところが、多くの長距離走・マラソンの入門書は私に言わせれば、本質を見誤っています。
それが証拠に、入門書としては、多少機能する本もありますが、迷った時に戻れるようになっていないんです。私が理想とする入門書は、初心者にとっても方向性を明示し、なおかつ上級者が迷った時にまた戻ってこれるようなものです。ですから、上記のものは私も迷ったら、いつでも戻れるような良書になっています。もう一度読み直してみると、見落としていた点が出てきたり、英語であれば、しばらく使っていないと、発音が怪しくなる音が出てきたりします。そうすると、また基礎に戻るのです。
『詳説長距離走・マラソンが速くなるためのたった3つのポイント』はまさに迷ったら、何度でも戻れるようにデザインした本です。分量もそれほど多くなく、入門書としての適切な分量にしたつもりです。是非お手元に置いて迷ったら見返せるようにしてください。
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