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慢性的な痛みへの対処法

更新日:2021年12月28日


 3か月以上続く痛みは慢性化しやすく一年、二年と簡単に長引きます。特徴は安静にしていなければいけないほどではないが常にその痛みに苦しみ続けることです。プロスポーツ選手であれば、その故障が原因で引退を決断することもありますがそのようなケースの多くも本当に全く走れない、投げられない、跳べないというような状況ばかりではなく、常に付きまとう痛みに満足のいくパフォーマンスが出来ず、ある日この痛みに耐えてまで競技を続ける気はもうないという気持ちになって引退していきます。

 個人的な経験から言っても、慢性的な痛みとの闘いは多くの忍耐と知性を必要とするもので、決して一筋縄ではいきません。但し、そのような状況でも決してあきらめる必要はないと思っています。最も大切なのは気持ちであることは言うまでもありません。走れない現状と競技復帰したいという気持ちの戦いの中で、競技者というのはどこかで諦めたいという方向に気持ちが傾きます。諦めたいという気持ちに傾くと後は「これはもう治らない、引退するしかない」という考えを正当化する情報しか認識できなくなります。これは人間の認識が自己イメージをを肯定するような情報しか認識できないからです。そして、手術でもして無理なら引退しようという決断になります。これはとてももったいない話です。手術はほとんどの慢性的な痛みを解決しません。手術の良いところは手術そのものではなく、ギプスで固定し強制的に安静にさせられることです。

 ただ、一度手術をして患部を固定し練習から遠ざかると、かなり長い道のりを歩む羽目になります。コルチゾン注射を筆頭としたステロイド注射も副作用があるのであまりお勧めはしません。勿論、マラソンランナーにはコルチゾン注射の副作用と引き換えにしても充分元が取れるレースもありますが、多くの人はそのレースで結果を出したからと言って1000万円近いお金と引退後もお金に困らないだけの名声を獲得するわけではありません。従って、長期的でスマートな戦略が必要となります。

 今回は、慢性的な痛みの対処法について述べてみたいと思います。奇跡の治療法は今のところ私には見つかっていません。気功やASTと呼ばれるエネルギー療法は大いにその可能性を秘めていますが、現状の私にはまだ十分な知識と技術がありません。

 但し、何らかの改善がみられることは間違いありません。それがトンネルの中の光となります。何よりも大切なのは少しずつ痛みが快方に向かうことで、故障が治った自分というものに強い臨場感が持てることです。詳しくはPDFで配信している『これから結果を出す人のための自信の作り方』『これから結果を出す人のための確信の作り方』で述べていますが、内部表現が書き換われば相乗効果で治癒過程が促進されます。

慢性的な痛みへの対処法

 慢性的な痛みへの対処法は主に次の2つです。

・軟部組織への手技治療

・栄養

 これだけです。やり方自体はとてもシンプルで誰にでも実践できます。整形外科医に見てもらっても治らなかった痛みも、ほとんど若しくは全くお金をかけずに治すことが可能です。

今回は栄養について少し書いてみます。

慢性的な痛みのための栄養学

 私のブログで何度も抗炎症と抗酸化について述べてきました。これがほぼ全てなのでカテゴリー検索から栄養で検索してヒットする記事をすべて読んでいただければ、書店で他の本を購入する必要はありません。ただ過去に少し触れていない部分について述べてみたいと思います。

 慢性的な痛みと闘う人に必要な栄養素は抗酸化と抗炎症作用のあるビタミン、ミネラル、酵素と水です。ここで注意していただきたいのは摂取するだけではなく流出しないように気をつけないといけないということです。

加熱食品を取らない

皆さんは生の野菜と果物をどれだけ食べていますか?これら生野菜と果物にはたくさんの酵素が含まれています。これらは消化吸収に必要なものなのですが、加熱するとこの酵素が死んでしまいます。酵素のない野菜は体内で消化吸収することが出来ません。完全に消化されなかった食物は血中に流れ込み循環免疫複合体(通称CIC)という物体になります。これは体にとってはウイルスやバクテリアなどと同じ異物であるので、免疫細胞がそれを除去するために炎症反応を引き起こします。

加熱した食べ物を食べないマイナス面のみにとどまらず、生野菜や生の果物には抗炎症作用や抗酸化作用のある酵素が含まれていますが、これらが熱で破壊されてしまうためプラス・マイナス両面合わせるとその差はとても大きくなります。

白砂糖を取らない

 精製された白砂糖はビタミンやミネラルをほとんど含んでいませんが、その代謝にはビタミンやミネラルを必要とします。その為体内のビタミンやミネラルが使われてしまい、治癒過程に必要なビタミンやミネラルが不足する羽目になってしまいます。

蛋白質の摂りすぎに注意

 タンパク質を取りすぎると腸内で腐敗し炎症反応を引き起こします。またカルシウムが失われることにもなるので骨に負担がかかって軟部組織に炎症が起きているケースでは患部に微弱な炎症がくすぶり続ける原因にもなります。詳しくは『足底筋膜炎と棘骨』の動画の中で解説しています。それに加えて、蛋白質は多くが加熱食品からとられます。茹でたり、蒸したり、発酵させたりという調理方法と比べても火で焼くと多くの酵素が失われるので循環免疫複合体=CICが形成される原因となります。

水を多く飲む

 水は多くの人が思っている以上に体に必要なものです。慢性的な痛みと闘っていると体の中に免疫細胞の死骸がたくさん発生します。それを洗い流すのに多くの水を飲むのが有効となります。これは水分を今よりも多く摂取することだけではなく、カフェインを含む飲料や、アルコール飲料、フルーツジュースを水に置き換えるだけでも十分効果が期待できます。

頻繁に間食をする

 慢性的な炎症を悪化させない食事方法の一つは血糖値を安定させることですが、血糖値を安定させるコツは白砂糖を摂取しないことと空腹状態を作らないことです。私は一日に何度も食べ物を口にすることで、血糖値を安定させメインとなる朝食・昼食・夕食で一回に大量に食べないように注意しています。食事の準備に時間がかかると思うかもしれませんがそのようなことはありません。何故なら、料理しなくて済む生のものを食するようにしているからです。バナナ、リンゴ、ベリー、ナッツ、玄米おにぎり、ミューズリなどがお薦めです。


追伸

 慢性的な故障の治し方をテーマとした2時間の講義を、動画にしてお届けしています。

こちらは通常投資額9800円となりますが、現在先着50名様限定で半額の4900円で受講していただけるようにしています。ご興味のある方は、ぜひこの機会をお見逃しなくご受講ください。


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ランニング書籍

講師紹介
​ウェルビーイング株式会社代表取締役
池上秀志

経歴

中学 京都府亀岡市立亀岡中学校

都道府県対抗男子駅伝6区区間賞 自己ベスト3km 8分51秒

 

高校 洛南高校

京都府駅伝3年連続区間賞 チームも優勝

全国高校駅伝3年連続出場 19位 11位 18位

 

大学 京都教育大学

京都インカレ10000m優勝

関西インカレ10000m優勝 ハーフマラソン優勝

西日本インカレ 5000m 2位 10000m 2位

京都選手権 10000m優勝

近畿選手権 10000m優勝

谷川真理ハーフマラソン優勝

グアムハーフマラソン優勝

上尾ハーフマラソン一般の部優勝

 

大学卒業後

実業団4社からの誘いを断り、ドイツ人コーチDieter Hogenの下でトレーニングを続ける。所属は1990年にCoach Hogen、イギリス人マネージャーのキム・マクドナルドらで立ち上げたKimbia Athletics。

 

大阪ロードレース優勝

ハイテクハーフマラソン二連覇

ももクロマニアハーフマラソン2位

グアムマラソン優勝

大阪マラソン2位

 

自己ベスト

ハーフマラソン 63分09秒

30km 1時間31分53秒

マラソン 2時間13分41秒

​ウェルビーイング株式会社副社長
らんラボ!代表
深澤 哲也

IMG_5423.JPG

経歴

中学 京都市立音羽中学校

高校 洛南高校

↓(競技引退)

大学 立命館大学(陸上はせず)

​↓

大学卒業後

一般企業に勤め、社内のランニング同好会に所属して年に数回リレーマラソンや駅伝を走るも、継続的なトレーニングはほとんどせず。

2020年、ウェルビーイング株式会社の設立をきっかけに約8年ぶりに市民ランナーとして走り始る。

感覚だけで走っていた競技者時代から一変、市民ランナーになってから学んだウェルビーイングのコンテンツでは、理論を先に理解してから体で実践する、というやり方を知る。始めは理解できるか不安を持ちつつも、驚くほど効率的に走力が伸びていくことを実感し、ランニングにおける理論の重要性を痛感。

現在は市民ランナーのランニングにおける目標達成、お悩み解決のための情報発信や、ジュニアコーチングで中学生ランナーも指導し、教え子は2年生で滋賀県の中学チャンピオンとなり、3年生では800mで全国大会にも出場。

 

実績

京都府高校駅伝区間賞

全日本琵琶湖クロカン8位入賞

高槻シティハーフマラソン

5kmの部優勝 など

~自己ベスト~

3,000m 8:42(2012)
5,000m 14:57(2012)
10,000m 32:24(2023)
ハーフマラソン 1:08:21(2024)

​マラソン 2:32:18(2024)

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