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800mの滋賀県チャンピオンを育てたことが自分のマラソンの飛躍に繋がった訳

 私には3年間陸上競技を指導したいわゆる「教え子」がいます。その子の名前は佐藤煉(れん)くん。この春に中学を卒業し、今は地元滋賀県の強豪高校へと進学して頑張っています。


 私はこの煉君と中学1年生になるタイミングで出会い、そこから卒業までの3年間、コーチさせていただきました。中学2年生の頃には800mで滋賀県大会を制してチャンピオンになり、3年生の時には800mで全国大会にも出場しました。このような輝かしい成績を残せたのは、本人の弛まぬ努力と強い意志、そしてご両親の支えあってこそのことで、大変素晴らしいことです。


 実は、そんな彼を3年間指導する中で一つ面白いことが起こりました。それは、彼の走力の伸びと比例するかのように、コーチである私自身の走力も伸びていったのです。それも大幅に。


 彼を教え始めた頃の私の走力といえば、ハーフマラソンで1時間28分25秒で走っていたのと、あとは5kmで17分17秒で走っていたということだけでした。ですが、彼を3年間指導した今の自分の走力は、5kmは15分35秒、ハーフマラソンは1時間8分21秒、そしてフルマラソンは2時間32分18秒です。


 もちろんこの3年間でかなり練習もしましたし、トレーニング量が増えたのとトレーニング戦略が変わったことが飛躍の大きな要因です。ただ、実はこの煉君をコーチをして、彼を800mで成長させたということも、かなり私のマラソンの飛躍につながったのです。


 それには明確な理由があります。それは、800mもフルマラソンも、本質的なトレーニング原理は同じだからです。つまり彼の800mの走力を高めるために色々と勉強して試行錯誤して学んだトレーニング原理が、図らずも私自身のマラソントレーニングにも大いに生きていたのです。


 「800mとフルマラソンが同じなわけないじゃないか」と思いましたか?無理もありません。フルマラソンは800mの約52倍の距離。もはや別のスポーツであるかのような感覚になりますよね。というか800mどころか、市民ランナーの方の中には5kmとフルマラソンが別スポーツだという感覚の方も決して珍しくありません。


 ですが、800mもフルマラソンも原理は同じなんです。原理というのは、トレーニングの根本となる部分です。木で言えば根っこや幹の部分。トレーニングの方向性を決める上での、一番大元、出発点になるところです。


 むしろ、この原理の部分がわかっていない状態だと、枝葉の部分ばかり追い求めるようになってしまいます。枝葉の部分とはつまり、最終的な細かい微調整の部分。調整期やレースが近い特異期のトレーニングなんかは枝葉の部分になってきます。例えば、800mのレース4日前の刺激練習と、フルマラソンのそれが同じな訳はないですよね。最終的にはそれぞれの練習に特化していく必要があり、特化が進むにつれてもちろん別物にはなっていきます。ですが、最初の出発点、そしてトレーニング全体の考え方自体は同じなんです。


 では800mとフルマラソンのトレーニング原理がなぜ同じと言えるのでしょうか?その理由を3つに分けてお話しします。


理由1:生理学的にも近しいため

 人間の体がどのようにエネルギーを生み出しているのかご存知でしょうか?これは、代謝によって生み出しています。代謝とは、体の中で起こる化学反応のことで、要するに体外から得たものを体内でエネルギーに作り替えているのです。


 この代謝というのは、いくつかのシステムを持っていて、それが代わる代わる使われています。ざっくりと分けると下の図のような感じになります。





 超短時間でエネルギーを生み出せるのがクレアチンリン酸系の代謝で、次いで無酸素の解糖系、そこから有酸素系の代謝へと移っていきます。この中で無酸素系の代謝と有酸素系の代謝の最も大きな違いは、どこでエネルギーが生み出されているか?という点です。無酸素系の代謝に関しては、細胞基質内で生み出されているのに対して、有酸素系の代謝ではミトコンドリア内でエネルギーが生み出されます。


 あとはこの無酸素と有酸素系の代謝がどこを境に切り替わってくるのか?ということですが、これについてはどこからというのはスパッと分けられるものではありません。ハイブリッド的に複合的に使っているので、あくまで割合が変わるということになります。ただ、その中でもやはり800mと400mの間が一番ポイントになってくるような気はしています。ここを境に、一気に有酸素系と無酸素系の代謝の割合が変わってくるでしょう。


 つまり、800mからは明らかに有酸素系の代謝の割合が増してきて、一気に有酸素運動に近づくという具合です。400mまでは無酸素系の代謝によってエネルギーを賄っている割合が多いですが、800m以降の距離になると有酸素系の割合が増す。これはつまり、800m以降の距離になると、ミトコンドリアの機能向上と、その数を増やすことの重要性が増すということを意味します。


 そしてフルマラソンにおいては、ほぼ完全に有酸素代謝によってエネルギーを生み出します。こうなると普段のトレーニングでもいかにミトコンドリアの機能向上と数を増やすことが大事なのかがわかりますよね。


 要するに、800mからフルマラソンの距離においては、有酸素系の代謝の効率化=ミトコンドリアの機能向上と増加が非常に重要なミッションとなるのです。そしてそれを達成するために最も有効なのはなんと言っても持久走です。それも、低強度〜中強度レベルでの持久走をいかに密度高く入れられるかが鍵になります。


 ちなみに、この煉くんが在籍した草津中学校というところには、元々は陸上競技の専門の先生がいらっしゃらなかったんです。それが理由で、中学に上がる時にコーチのご縁をいただいたというわけです。ですが、彼が2年生に上がるタイミングで陸上部に新しい先生が来られました。その方が元々投擲をされていた方なようで(しかも洛南OBらしいとのこと、先輩です)、そこからは煉くんの練習にも積極的に入ってこられるようになりました。


 しかし、正直に言わせていただくとやはり長距離のことはわかっておられないんですね。出してくる練習メニューが長距離的には理に適っていませんでした。800mが短いという理由だと思いますが、とにかくスピードガンガンに上げてオールアウトしそうになるようなインターバルとか全力走みたいな練習メニューを、週に3回も4回も入れておられるのです。


 それも3年生の全国大会前の時期とかだったので、私としては「勘弁してくれ」という感じでした。こちらで練習メニューは調整させてもらって、なんとかうまく調整することができましたが、多分あのまま全力走を繰り返すような短距離的なメニューでやっていたら、全国大会出場も難しかったかもしれません。


 むしろ私は煉君の指導にあたって、レースがない時期にはとにかくペースをガクンと落としてアップダウンでのロングジョグや、ロングインターバルをかなり多い本数でやらせたり、あとは最大筋力の向上のためのスプリントを部分的に入れたりしました。とにかく基礎持久力の向上を3年間テーマに練習を組むようにしましたが、800mの選手であっても持久走を積極的に取り入れていくことで体を長距離仕様に変えていきました。


 その結果、800mの距離の中で自分の力を最大級発揮できるようになりました。元々は800mでも最後までスタミナが持たないという感じだったのですが、そんなことはなくなりました。そうなんです、たかだか800mと思うかもしれませんが、800mでもスタミナ切れは全然起こるんです。地道な持久走の積み重ねで、有酸素代謝が効率化され、最後までしっかりスピードを落とさずに走れるようになったということですね。


理由2:基礎構築の部分では共通する

 800mであってもフルマラソンであっても、基礎構築は共通します。そもそも基礎構築とは何かというと、ベースとなる走力やトレーニングからの回復力(=地力)を高めることです。


 ランナー界でかなり多い勘違いというか、幻想にも近いようなものが「スピード型」と「持久型」の論争です。自分はスピード型だから、マラソンには向かないとか、その逆のパターンもあります。スタミナ型だからスピード練習は必要ないといった具合です。


 ですが、これはとてももったいない考え方です。なぜなら、スピード系種目であっても持久系種目であっても、基礎構築の段階ではトレーニングはかなり共通する部分が多いからです。


 ちなみに、5000mくらいであればトップランナーなら普通に月間600km~700kmくらい走ったりしています。これは市民ランナーだと中々到達できないくらいの練習量ですよね。そして、800mランナーであったとしても、基礎づくりの段階では月間400〜500kmとか走ったりします。これも市民ランナーの目線で見たら中々の練習量ですよね。


 要するに、月間500kmを超えてくるくらいにならなければ、そもそもスピード型とか持久型とかはあまり関係がない話だということになります。そしてそれが、800mでもフルマラソンでも基礎構築の部分ではやるべきことが共通する理由の一つです。


 もう一つ共通する理由としては、基礎構築でやる練習というのは得てして「一般性」の高い練習だからです。一般性とはつまり、どの種目でも通用する力のことです。1500mであろうが、5000Mであろうが、ハーフマラソンであろうが、フルマラソンであろうが共通する「ベース」の部分の力を養うような練習のことです。


 そういった練習は往々にしてレースからは程遠い刺激になります。具体的には、登坂走やショートインターバル、あるいは中強度以下の距離走なんかもそうですね。ファルトレクなんかもそんな感じです。


 こういった練習はレースには直結しない代わりに、レースが近づいてきた時に本当にやりたい練習(=レースに近い練習)をやるための土台作りになり、すなわちどんな距離のレースでも通用する力を養っていることになります。


理由3:レースへの持っていき方は同じ

 800mであってもフルマラソンであっても、基本的に基礎作りから最終的なレースへの持っていき方は同じです。アプローチは変わりません。800mでもフルマラソンでも、下記の図のように期分けをして、土台作りから始まり徐々にそれを尖らせていき、最終的には体の仕上がりを何かの種目に特化させていくのです。





 このアプローチ全体のことを「ピーキング」と言います。プロスポーツ選手は大体このピーキングをやっています(陸上に限らず)。私が初めて意識的にピーキングを取り入れたのは自分のトレーニングに対してではなく、先述した教え子の煉くんのトレーニングに対してでした。


 煉君が中学2年の時、800mで近畿大会出場を狙っていました。近畿大会に行くには、地元の滋賀県大会で3位以内に入る必要があります。その年の滋賀県の800mは、煉君と同じくらいの力を持った選手が6名くらいいて、誰が近畿大会に行ってもおかしくないという状況でした。


 この中で勝ち抜くためには、レース当日に自分の持っている以上のものを発揮させる必要があると私は思いました。なので、決戦の日は7月下旬だったのですが、2月ごろから期分けを組んで、まずは土台となる基礎持久力の向上と、最大スピードを高める基礎スピードの向上に注力しました。


 彼は順調に練習を消化し、春を迎える頃には1年次の800mベスト2分16秒を8秒も更新する2分8秒で走りました。そしてレースが近づくにつれて、うまくレースも使いながら調子を上げていき、決戦の日、滋賀県の夏季総体では見事煉君は800mで滋賀県チャンピオンになりました。


 この時に私はピーキングの威力を思い知ることになりました。もちろん私も洛南高校で陸上をやっていた時は、ピーキングはやっていました。ですが、基本的に監督が組んだスケジュールの中でトレーニングしていたので、自分で意図的に理解してやっていたかというと、そうでもありません。本当に自分で理解した上でレースから逆算したスケジュールを組み、ピーキングを成功させたのはこの煉君の800mの指導が初めてだったんです。


 この体験で学んだことは、その後自分のマラソントレーニングを組む上でも大いに役立ちました。本当に調子を合わせるべき日を先に定め、そこから3ヶ月だとしても半年あるとしても、どの時期に何をやれば良いのかがわかるのです。いや、正確には煉君の800mの指導をして、ピーキングを実際にやりながら理解したことで、トレーニングの原理原則がより深く自分の中で腑に落ちたのだと思います。


 こんな感じで、私は幸いにも教え子の指導の機会に恵まれたおかげで、レース当日に最大の力を発揮する為のトレーニング原理を肌で覚えることができました。やはり、前提として座学での学びは必須ですが、それを実際の例を体験しながらやるのとでは全然理解度が違ってきます。


 ここのタイミングでトレーニングの原理を自分の中に落とし込めたからこそ、私はその後初マラソンの神戸で3時間16分だったところから、4ヶ月後の琵琶湖で2時間47分、その一年後の大阪で2時間32分まで記録を伸ばすことができました。


 細かいところの修正は都度行ったのは間違いないですが、大まかなトレーニング方針というか、方向性は実は全然変わっていません。大体の週間スケジュールのパターンも決まっています。それは、自分の中で確固たる原理(幹)が据わっているからです。


 先日私の講義「たった1年3ヶ月でマラソン3時間16分から2時間32分まで短縮したトレーニング戦略」をリリースした際にも、池上が私の短期間での劇的成長の要因を語ってくれましたが、それは「出発点を間違えなかったこと」だそうです。やはりトレーニングの原理を先に理解した上で出発しているから、どの時期のどのレースに出るにしても、方向性は割とすぐに決まるし、間違うこともない。方向性さえあっていれば、その中の細かいトレーニングは多少ずれていてもなんとかなるものです。


 そんなわけで、このトレーニングの原理は結果を出したい全てのランナーさんに知っておいていただくべき内容なのですが、特にこの新年度というタイミングはなおさらです。なぜなら、マラソンシーズンも終わり、次のシーズンに向けた計画をそろそろ立て始める頃だと思うからです。


 レースの計画を立てている時って本当に楽しいですよね。わかりますよ。で、レースが決まったとして、次にトレーニングの計画を立てるんです。この時ちゃんと原理がわかっていたら、この時期にはこんなことをやったらいいんだなということが割とパッとわかるので、これもまた楽しいんですよ。


 だからこそこの時期にどんなレースでも共通するトレーニング原理を知っていただきたいということで、実は去年の今頃は大阪梅田の会議室でリアルセミナーを開催し、そこでトレーニングの原理についての講義を行いました。この時期にこのセミナーを受けてくださった方は、その後1年間で記録を大きく伸ばされた方が何人もいらっしゃいました。


 今年もぜひこの新年度の、次の目標と計画を立てるこのタイミングで多くの真剣なランナーさんに今後の指針となるトレーニング原理を学んでいただきたいと思いました。ただ、この一年間で弊社のお客様の数もだいぶ増えました。今やのべ6000人を超え、もうすぐのべ7000人に達しようとしています。北は北海道、南は沖縄、そして海外からもアメリカ、フランス、ドイツ、タイなどなど様々な国のお客様がいらっしゃいます。


 そこで今年はオンラインにしようと決めました。そんな訳で、今回は弊社代表の池上が4時間にわたって、ぶっ続けの喋り続けで、講義を作成致しました。また、4時間を一度に観るのは難しいので、オンラインであれば自分のペースで止めて観ることもできるし、何度も見直して復習できると思ったのも非常に大きな理由です。また、チャプターごとに分けておりますので、特定の箇所だけを何度も見直したり、前回見たところから見直すこともしやすいようにしております。


 4時間にわたる講義の概要は以下の通りです。


・800mからフルマラソンのレースの決定因子


・代謝とは?


・トレーニングのゴール


・スピード持久力の概念


・それぞれの代謝系の長所と短所


・スピード持久力の向上の一例


・スピード持久力の向上のトレーニングの最終ゴール


・人体の構造


・主練習と土台練習の線引き


・スピード持久力のパラドックス


・スピード持久力理論の応用


・レースペースに対するパーセンテージの計算の仕方


・ピーキングピラミッド


・土台作り


・期分けの重要性


・基礎構築期のトレーニング


・特別期(移行期)のトレーニング


・特異期


・期分けの期間


・休養期の役割


・基礎構築期の練習例


・特別期(移行期)の練習例


・特異期の練習例


・800mランナーの基礎構築期の練習例


・800mランナーの特別期練習例


・800mランナーの特異期練習例


・800mランナーの週間スケジュール例①


・800mランナーの週間スケジュール例②


・800mランナーの特別期の週間スケジュール例①


・800mランナーの特別期の週間スケジュール例②


・800mランナーの特異期の週間スケジュール例①


・800mランナーの特異期の週間スケジュール例②


・1500mランナーの基礎構築期練習例


・1500mランナーの特別期の練習例


・1500mランナーの特異期の練習例


・1500mランナーの基礎構築期の週間スケジュール例①


・1500mランナーの基礎構築期の週間スケジュール例②


・1500mランナーの特別期の週間スケジュール例①


・1500mランナーの特別期の週間スケジュール例②


・1500mランナーの特異期の週間スケジュール例①


・1500mランナーの特異期の週間スケジュール例②


・5000mランナーの基礎構築期の練習例


・5000mランナーの特別期の練習例


・5000mランナーの特異期の練習例


・5000mランナーの基礎構築期の週間スケジュール例①


・5000mランナーの基礎構築期の週間スケジュール例②


・5000mランナーの特別期の週間スケジュール例①


・5000mランナーの特別期の週間スケジュール例②


・5000mランナーの特異期の週間スケジュール例①


・5000mランナーの特異期の週間スケジュール例②


・10000mランナーの基礎構築期の練習例


・10000mランナーの特別期の練習例


・10000mランナーの特異期の練習例


・10000mランナーの基礎構築期の週間スケジュール例①


・10000mランナーの基礎構築期の週間スケジュール例②


・10000mランナーの特別期の週間スケジュール例①


・10000mランナーの特別期の週間スケジュール例②


・10000mランナーの特異期の週間スケジュール例①


・10000mランナーの特異期の週間スケジュール例②


・ハーフマラソンの基礎構築期の練習例


・ハーフマラソンの特別期の練習例


・ハーフマラソンの特異期の練習例


・ハーフマラソンの基礎構築期の週間スケジュール例①


・ハーフマラソンの基礎構築期の週間スケジュール例②


・ハーフマラソンの特別期の週間スケジュール例①


・ハーフマラソンの特別期の週間スケジュール例②


・ハーフマラソンの特異期の週間スケジュール例①


・ハーフマラソンの特異期の週間スケジュール例②


・マラソンの基礎構築期の練習例


・マラソンの特別期の練習例


・マラソンの特異期の練習例


・マラソンの基礎構築期の週間スケジュール例①


・マラソンの基礎構築期の週間スケジュール例②


・マラソンの特別期の週間スケジュール例①


・マラソンの特別期の週間スケジュール例②


・マラソンの特異期の週間スケジュール例①


・マラソンの特異期の週間スケジュール例②


・自身の練習に応用するにあたっての原理原則


・最後に


 こちらの講義を受講することによる最大のメリットはあなたの最高の結果に繋がるということです。最高の結果と言うのはどういうことかというと遺伝子に含まれている長距離走、マラソンに対する情報が全て引き出されるということです。


 人間は遺伝子の大半が眠っています。この眠っている遺伝子を発現(開花)させるのが正しいトレーニング戦略、リカバリー戦略、正しい潜在意識の使い方です。本講義ではそのうちのトレーニングの部分をお届けさせて頂きます。


 才能があるとかないとかよく言いますが、人間である以上大差はありません。確かに、誰もがマラソン2時間6分で走れるのかと言うと無理だと思います。特に、女性はおそらく無理でしょう。


 ですが、サブ3やサブエガ程度の記録は60歳までの男性であれば、誰でも出すことが出来ます。800mからフルマラソンまでサブ3やサブエガに準ずる程度の記録は60歳までの男性であればだれでも出せると言って差支えがありません。


 そして、長期にわたって腰を据えて、つまり澄み切った気持ちで記録を伸ばし続けることができるのも大きなメリットです。あたかも息子の成長を見守るように高みの見物と言った感じの落ち着いた気分で自分自身の成長を見ながら走生活をお楽しみ頂けます。


「走ることは喜びである」 by アーサー・リディア―ド


です。どうせ走るなら自身の成長、自己実現という幸福の果実をたっぷりと味わってください。これだけの内容が詰まった内容の講義、私も価格設定には悩みました。私のズームコンサルの価格が1時間15000円なので、単純計算4時間の講義なら6万円。


 でも、コンサルとオンライン講義は違うからその半分の3万円か。いや、年度初めに今年度の方針をより多くの方に定めてもらいたい。もう少し求めやすい価格にしようか。


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 受講をご希望される方は今すぐこちらをクリックしてお申込み下さい。一度お申込み頂けますと一生ご利用いただけますが、お申込み頂ける期間は2024年4月8日月曜日までとさせて頂きます。


 また、今回もいつも通り、万が一受講後にご満足いただけなかった場合には全額返金させて頂きます。ですが、そのようなことにはならないでしょう。昨年大阪駅前ビルまで受講しに来て下さった受講生様の半分程度の成果でも絶対に絶対にご満足頂けるのですが、いかがですか?



よくある質問とそれに対する回答

質問:800mや1500mはやらないのですが、講義を受講して意味がありますか?


回答:はい、あります。全ての種目の具体的な練習例を見ていくことで、その他の種目の練習の組み方も理解が深まります。全てご視聴いただくことをおススメいたします。復習に関しましては、興味のある所だけでも構いません。


質問:自分は800mや1500mをやらないのでばら売りして安くして頂けますか?


回答:それは出来ません。あくまでも、全てご視聴いただいた方が理解が深まる形になっています。


質問:陸上競技は素人でハーフマラソンとフルマラソンしかやらないのですが、出来ますか?


回答:これまでの走歴や走力とは関係なく使える原理をお伝えさせて頂いておりますので、ご活用いただけます。


質問:対象となる走力レベルはどのくらいでしょうか?


回答:私よりも自己ベストが遅い全ての方です(マラソン2時間13分41秒、30㎞1時間31分53秒、ハーフマラソン63分09秒、10000m29分26秒、5000m14分20秒、1500m3分58秒、800m2分3秒)。


質問:対象となる知能指数はどのくらいですか?


回答:中学校でオール3(5段階評価)が取れる程度は必要です。


質問:講義はどこで観られますか?


回答:オンラインに限定公開しておりますので、お申込み下さった方にはそのURLをお渡しさせて頂きます。


質問:支払い方法は何が使えますか?


回答:クレジットカード、ペイパル、銀行振込よりお選び頂けます。クレジットカードとペイパルをお選び下さった方には自動返信メールで、銀行振り込みをお選びいただいた方にはお振込みを確認次第、手動でメールにて講義をお届けさせて頂きます。


質問:講義はどこに届きますか?


回答:お申し込みの際にご入力いただいたメールアドレスの方にお送りさせて頂きます。


質問:分割払いはいけますか?


回答:いけます。こちらをクリックして問い合わせページに飛び「800mからフルマラソンで最高の結果を出すトレーニングの原理分割払い希望」とご入力の上、送信して下さい。


質問:倍速再生は出来ますか?


回答:出来ます。


質問:本当に満足出来なかったら全額返金してもらえますか?条件などはありますか?


回答:最後までご視聴頂いた上でご満足いただけない場合は理由を問わずに返金致します。あなたの不満足が返金の条件です。返金希望の場合はこちらをクリックして、問い合わせページに入り「800mからフルマラソンで最高の結果を出すトレーニングの原理返金希望」とご入力の上、送信して下さい。


質問:講義で分からないところがあれば質問できますか?


回答:はい、出来ます。受講生様には私の個人メールアドレスをお渡しさせて頂きますのでそちらよりご連絡下さい。


質問:講義はいつまで観られますか?


回答:一度お申込み頂きましたら、一生ご利用頂けます。


 最後に一つ考えてみて下さい。ここで考えうる最悪のケースは何でしょうか?


 最悪のケースはあなたが今回の講義にお申込み下さり、最後まで観たにも関わらずご満足いただけない場合は返金請求して頂くことです。この場合でも全額返金させて頂いた上で、過去3年間で数百人の劇的な走力アップを実現させたトレーニングの原理がお手元に残ります。


 ですが、そのようなことにはならないでしょう。想定する半分程度の満足度でも絶対に喜んで頂けるのですがいかがですか?




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ランニング書籍

講師紹介
​ウェルビーイング株式会社代表取締役
池上秀志

経歴

中学 京都府亀岡市立亀岡中学校

都道府県対抗男子駅伝6区区間賞 自己ベスト3km 8分51秒

 

高校 洛南高校

京都府駅伝3年連続区間賞 チームも優勝

全国高校駅伝3年連続出場 19位 11位 18位

 

大学 京都教育大学

京都インカレ10000m優勝

関西インカレ10000m優勝 ハーフマラソン優勝

西日本インカレ 5000m 2位 10000m 2位

京都選手権 10000m優勝

近畿選手権 10000m優勝

谷川真理ハーフマラソン優勝

グアムハーフマラソン優勝

上尾ハーフマラソン一般の部優勝

 

大学卒業後

実業団4社からの誘いを断り、ドイツ人コーチDieter Hogenの下でトレーニングを続ける。所属は1990年にCoach Hogen、イギリス人マネージャーのキム・マクドナルドらで立ち上げたKimbia Athletics。

 

大阪ロードレース優勝

ハイテクハーフマラソン二連覇

ももクロマニアハーフマラソン2位

グアムマラソン優勝

大阪マラソン2位

 

自己ベスト

ハーフマラソン 63分09秒

30km 1時間31分53秒

マラソン 2時間13分41秒

​ウェルビーイング株式会社副社長
らんラボ!代表
深澤 哲也

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経歴

中学 京都市立音羽中学校

高校 洛南高校

↓(競技引退)

大学 立命館大学(陸上はせず)

​↓

大学卒業後

一般企業に勤め、社内のランニング同好会に所属して年に数回リレーマラソンや駅伝を走るも、継続的なトレーニングはほとんどせず。

2020年、ウェルビーイング株式会社の設立をきっかけに約8年ぶりに市民ランナーとして走り始る。

感覚だけで走っていた競技者時代から一変、市民ランナーになってから学んだウェルビーイングのコンテンツでは、理論を先に理解してから体で実践する、というやり方を知る。始めは理解できるか不安を持ちつつも、驚くほど効率的に走力が伸びていくことを実感し、ランニングにおける理論の重要性を痛感。

現在は市民ランナーのランニングにおける目標達成、お悩み解決のための情報発信や、ジュニアコーチングで中学生ランナーも指導し、教え子は2年生で滋賀県の中学チャンピオンとなり、3年生では800mで全国大会にも出場。

 

実績

京都府高校駅伝区間賞

全日本琵琶湖クロカン8位入賞

高槻シティハーフマラソン

5kmの部優勝 など

~自己ベスト~

3,000m 8:42(2012)
5,000m 14:57(2012)
10,000m 32:24(2023)
ハーフマラソン 1:08:21(2024)

​マラソン 2:36:14(2024)

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