top of page

長距離走、マラソンが劇的に速くなるストレートラインシステムの7ステップ

更新日:2022年11月15日


こんにちは、ウェルビーイング株式会社代表取締役の池上秀志です。


 私はこれまで15年間競技者として走り続けてきました。都道府県対抗男子駅伝の京都府代表として区間賞を獲得したり、5000mでその年の中学ランキング1位になったり、マラソンでは大阪マラソン日本人トップの2位になったり、ささやかな成功とともに他の全ての選手と同様に多くの挫折を味わってまいりました。その過程において、本当に本当に多くの選手を観察してきました。


 私が自分で良かったと思える点は、少し上を見れば常にトップが見える位置にいましたし、少し下を見れば常にその学校でもレギュラーになれなかったり、関東の大学に進学するも箱根駅伝は走れずに夢破れて終わってしまった選手たちを具に観察することが出来たことです。実は長距離走、マラソンというのはそんなにはっきりと分けられるものではありません。華々しい活躍をする選手もいわゆるその他大勢で終わってしまう選手も大きな差がある訳ではありません。


 今年間数百人のランナーさんのお悩み解決、目標達成をサポートさせて頂いていて、よく聞かれるのはサブ3.5やサブ3の為の練習はどんなものですか?サブ4の為の練習は?サブ3.5程度のレベルであれば、池上さんの考え方は必要ないのでは?様々なご質問を受けます。ですが、実はサブ3の為のトレーニング理論とかサブ3.5の為のトレーニング理論は存在しません。マラソンにはマラソンのトレーニング理論があり、ハーフマラソンにはハーフマラソンの為のトレーニング理論があり、5000mには5000mの為のトレーニング理論がある、それだけです。そして、もう少し大きな括りで見れば、1500mからマラソンまで共通する長い距離を走るための理論というものがあります。


 私がこの問題に気づいたのは、まだ起業する前、プロランナーとして走りながら長距離走、マラソンが速くなるために必要な様々な知識をブログで書いている時のことです。先述したように、上記のような「その考え方は私のようなレベルにも必要ですか?」「その理論はサブ4を目指すようなレベルの人には必要ないのではないですか?」というようなお声をたくさんいただきました。


 そして、私はある日のことはっきりとこう言いました。「良いですか、見てください。あなたのレベルがどのレベルであれ、最も効率の良い努力=最短距離は一つしかありません」私はそう言いながら、白板に直線を引いて見せました。


「ここがあなたの現在地です。現在のマラソンの自己ベストは4時間8分でしたよね?そこから、マラソンで2時間35分切りを目指すとすると、ここがゴールです」


 私はそう言いながら、直線の両端を指さしました。厳密に言えば、線分です。



「良いですか。私が日々考えているのは、最も効率の良い努力の仕方です。人間の体力や時間は全て有限です。あなたがランニングに日々どのくらいの労力や時間を割いているかは私には分かりません。ですが、いずれにしてもそれは有限ですよね?これはプロとして走っている私も同じです。私は今生活のほとんど全てをマラソンにかけています。ですが、私の努力は無限ではありません。時間的な制約も体力的な制約もあります。その中で、最も遠いところに到達するには、最短距離で努力をするしかないのです」



 この説明でお分かりいただけますか?ここでは分かりやすくするために、話を単純化しましょう。あなたがどのレベルの選手であれ、ランニングにかけられる時間や体力は有限です。仮に現在の私の半分程度の努力だとしましょう。私の努力を10とするなら、あなたの努力は5です。この時、5の努力しか出来ないかもしれないけれど、最短距離を進むなら、つまり最も効率の良い努力をするなら5進むことが出来ます。


 一方の私は何も勉強せず、漠然と走っているだけなので、最短距離を進めず、蛇行してしまいます。要するに、非効率的な努力をしているのです。場合によっては、余計なことをしてしまってマイナス点を稼いでしてしまうかもしれません。そうすると、10進んでもベクトルはマイナスです。要するに、やればやるほど遅くなります。とは言え、通常は100%間違っているということも無いでしょうから、マイナス点とプラス点、そしてやや蛇行しながら前に進むことになります。そうすると、10の努力をしても、結局現在地から5しか進めないことになります。


 この結果、私はあなたの2倍努力しているのに、あなたと同じ結果しか出せないことになります。私からすると、はらわたが煮えくり返る思いですよね?ですが、実際にこれが起こるんです。私は洛南高校陸上競技部という日本一の陸上競技部で3年間を過ごしました。毎年インターハイチャンピオン、国体チャンピオンが生まれ、今年はインターハイ三連覇という偉業を成し遂げました。


 ただ、だからといって部員全員が華々しい活躍をするわけではありません。いや、寧ろスポットライトを浴びる選手はごく一部です。そんな中で、同じようにやってるようでもやっぱり間違った努力になってしまっている選手がいますし、私自身も何度もそんな経験をしています。そうなると、どうなるかというとそもそもの努力量が凄いので、マイナスに進むにしてもかなりマイナス方向に進んでしまうんです。全力でアクセル踏みながら、ブレーキ踏んでいるようなものです。ものすごく、きついし、苦しいんだけれど前に進まないどころか、寧ろ後ろに進んでしまうという悲しいことになってしまいます。


 これは私も何度も何度も経験しています。もう、悲しくて悲しくて涙が止まりませんし、もう走るのやめようと思ったことも何回あるか分かりません。努力してるのに、速くならないどころか遅くなるっていうのは、敗者が味わう悲しみともまた違います。日本一になれなかったとか、インターハイにいけなかったとか、日本の100傑に入れなかったとかであれば、まあ今の自分にはまだ早いのかなと悔しさの中にも充実感はあるのですが、努力すれどもすれどもかえって遅くなるというのは、本当に苦しいし、虚しいです。


 ですが、これも努力の方向性を間違えているだけで、素質が無い訳でもなければ、努力が足りない訳でもないんです。このように説明していくと私が説明